D4エンタープライズ

株式会社D4エンタープライズについて

株式会社D4エンタープライズ（ディーフォーエンタープライズ）は、日本におけるインターネットを活用したコンテンツ配信サービスの企画、開発、運営、販売を行う企業です。2001年にレトロゲーム復刻・配信サービス「プロジェクトEGG」を立ち上げ、2004年には法人化を果たし、現在の形となりました。

歴史と発展

D4エンタープライズの創業は2001年11月24日で、鈴木直人氏がボーステックの社内ベンチャーとしてサービスをスタートしました。プロジェクトEGGでは、当初からレトロゲームの復刻や配信に力を入れ、2004年には法人化されたことで、より本格的にデジタルコンテンツ配信事業を展開することが可能となりました。

同年の9月からは、ゲームに特化した総合エンターテインメントサイト『アミューズメントセンター』の運営を開始し、さらにはWiiのバーチャルコンソールへもMSXやネオジオのタイトルを供給しています。また、かつては1チップMSXの通信販売も手がけていました。2013年にはPlayStation Vita用の完全新作タイトル『〜聖魔導物語〜』を制作し、新たな事業領域にも進出しています。

知的財産権の取得

D4エンタープライズは、過去に存在したゲーム会社から多くの著作物や知的財産権を取得しています。2005年11月には、コンパイルおよびアイキからゲームコンテンツの知的財産権を引き継ぎました。ただし、『ぷよぷよ』シリーズはコンパイルの経営破綻に伴い、1998年にセガへ譲渡されているため、同社が所有することはありません。その後もさまざまな企業から知的財産権を譲り受け、2006年から2013年にかけてボーステックやデータイースト、ハミングバードソフトなどからも権利を取得しました。

コンパイルステーション

D4エンタープライズが運営する「コンパイルステーション」は、元々はアミューズメントセンター内の一部としてスタートしましたが、現在は独立したウェブサイトとして旧コンパイルのレトロゲームを楽しむことができます。このサイトでは、旧コンパイルのPCゲームのほか、人気タイトル『魔導物語』の新作ウェブコミックも連載されています。その代表者は旧コンパイル社長の仁井谷正充氏です。

関連企業との関わり

また、D4エンタープライズはインターネットに関連する企業との連携も進めており、i-revoというポータルサイトの設立にも関与しています。これはコナミとインターネットイニシアティブが共同で設立したもので、D4エンタープライズの知見が活かされています。

まとめ

D4エンタープライズは、レトロゲームを中心に多様なデジタルコンテンツを提供している企業であり、ゲーム業界における貴重な存在として注目されています。今後も旧作の復刻作品や新たなゲームタイトルの発表が期待されます。

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