Def Techの
デビューアルバム『
Def Tech』は、全8曲を収録したミニ
アルバムです。発売当初は
オリコンで928枚と全く話題になりませんでしたが、収録曲「My Way」がCM
タイアップやラジオで取り上げられたことがきっかけとなり、口コミで人気が拡大。音楽関連の賞を多数受賞するほどの大ヒットを記録しました。
制作の背景
本作は2001年には完成していましたが、当時の事務所の判断で見送られていました。収録曲のうち3曲は、歌詞カードに歌詞が掲載されていません。掲載されていない歌詞は公式サイトで公開するという、当時としては非常に珍しいマーケティング手法が用いられました。
記録
本作は、
オリコンアルバムチャートで驚異的なジャンプアップを見せ、登場6週目でトップ10入りを果たしました。
2005年3月28日付のチャートでは、200位以下初登場の邦楽
アルバムとして史上初のTOP3入りを達成。発売から約2ヶ月半後の
4月上旬には、ついに1位を獲得しました。これは、
インディーズアーティストとしては
MONGOL800、HY、
ロードオブメジャーに続く4組目の快挙であり、1st
アルバムでの首位獲得は
ロードオブメジャーに次ぐ2組目となりました。首位獲得までの週数は10週で、1st
アルバムとしては史上最長です。翌週も首位を記録し、HYの『
Street Story』以来2組目となる
インディーズアーティストによる2週連続首位獲得となりました。
2005年5月16日付の
オリコンアルバムチャートでは、5週ぶりに首位に返り咲きました。4週以上の間隔を空けての
アルバム首位返り咲きは、t.A.T.u.以来1年11ヶ月ぶり、邦楽アーティストとしては
Mr.Children以来10年4ヶ月ぶりの記録です。さらに、同年5月30日付のチャートでも返り咲きを果たしました。
インディーズグループとしては、
MONGOL800の『MESSAGE』に次ぐ史上2作目の
ミリオンセラーを達成。最終的には200万枚近くを売り上げ、
Def Techの最大のヒット作となっています。
収録曲
※印は歌詞カードに歌詞が掲載されていない楽曲です。
1. Pacific Island Music ※
RIZEの
JESSEの紹介で出会ったShenと
Microが、居酒屋で即興作曲した楽曲。AIも同席していました。
意気投合した2人は、この2日後に「My Way」を作曲します。
2. High on Life
3. Future Child
4. My Way
ヨコハマタイヤのCMソングとして使用され、口コミで人気が拡大。
Def Techのブレイクのきっかけとなりました。
ドラマ「
ブラザー☆ビート」のイメージソングにも起用されています。
Shenと
Microが出会ってから3日目に完成した楽曲で、
Microの大学卒業を控えた心境が反映されています。
2005年のNHK紅白歌合戦で披露されました。
沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」をベースにしたバージョンも存在し、ライブで披露されています。
5. Quality Of Life
BENNIE KのYUKIがコーラスで参加しています。
6. Jah Live ※
7. Consolidation Song ※
8. Emergency ※
9. Guidance.
Micro's House@attic studio(Inst.)
演奏
石川剛 (T$UYO$HI (
Pay money To my Pain)): Electric Bass (#1.4.8)
YUKI (
BENNIE K): Chorus (#5)
竹中尚人 (
Char): Electric Guitar & Piano (#8)
DJ Mass: Drum Programming (#8)
竹中空人 (
JESSE (
RIZE,
The BONEZ)): Acoustic Guitar (#3)
下山亮平: Acoustic Guitar (#4)
* Peter Kanai: Acoustic Guitar (#7)