アルバム『detente』の概要
『detente』(
デタント)は、
1991年6月12日に
吉田拓郎によって発表されたオリジナル
アルバムです。この
アルバムのタイトルは
フランス語で「緊張緩和」を意味しており、音楽的に新たなリリースを迎えるにあたっての思索の表れと言えるでしょう。
アルバムのジャケットでは、吉田は髪を短くした姿を見せており、このビジュアルが新たな音楽の方向性を示唆しています。
収録曲
この
アルバムには、
吉田拓郎による全曲の作詞・作曲が収められており、特記がない限りその手腕が光ります。
アルバムは以下の楽曲から構成されています:
1.
放浪の唄
2.
たえなる時に
- 「友あり」のカップリング曲で、非常に個人的な感情を歌った作品です。
3.
マツダ『クロノス』CMソング
4.
シリアスな夜
- 作詞:
石原信一
5.
ロマンチックを送って
6.
渚にて
7.
ひとりぼっちの夜空に
- 作詞:
康珍化による
1991年の
中村雅俊への提供曲。
8.
地下鉄にのって
- こちらは
1972年に猫に提供された曲で、再録されました。作詞:
岡本おさみ。
9.
青空
-
テレビ東京系『地球知りたい気分!』のエンディングテーマとしても親しまれています。作詞は
石原信一。
10.
男達の詩 (Remix Version)
11.
友あり
-
テレビ朝日系『
ビートたけしのTVタックル』のエンディングテーマとしても有名です。作詞は
康珍化。
12.
レールが鳴ると僕達は旅がしたくなる
13.
時には詩人のように
14.
裏窓 (Bonus cut on CD)
- 作詞:
石原信一による楽曲で、
アルバムのボーナストラックとして特別な意味を持っています。
参加ミュージシャン
この
アルバムの魅力は、
吉田拓郎だけでなく、他の優れたミュージシャンの参加によっても高められています。
- - Lead Vocals, E.Guitar, A.Guitar, 12-Strings Guitar, Harmonica, Background Vocals:吉田拓郎
- - B-3 Organ, Keyboards & Synthesizer, Accordion:鎌田裕美子
- - Drums:鎌田清
- - Bass:榊原雄一
- - E.Guitar, A.Guitar, Slide Guitar:稲葉政裕
- - A.Piano, E-Piano:青柳誠
また、追加のミュージシャンも参加しており、サウンドの幅を広げています。
- - Percussion:菅原裕紀
- - E.Guitar, 12-Strings Guitar(#9), Background Vocals:松尾一彦
- - Bass(#9), Background Vocals:清水仁
- - B-3 Organ, A.Piano, Keyboards & Synthesizer(#9):竹田元
- - Lap Steel(#4, #7, #10):谷口アキラ
結論
吉田拓郎の『detente』は、音楽界における彼の独自の視点や感受性を映し出した作品であり、多様な楽曲が収録されていることが特長です。この
アルバムを通して、リスナーは吉田の音楽的成長や、彼の伝えたいメッセージを感じ取ることができるでしょう。