ENDLESS (安全地帯のアルバム)

安全地帯のライブアルバム『ENDLESS』

『ENDLESS』(エンドレス)は、日本のロックバンド安全地帯による初のライブアルバムです。このアルバムは1985年4月25日にKitty Recordsからリリースされ、プロデューサーには星勝と金子章平が名を連ねています。本作は、1985年2月に行われた日本武道館でのライブと、大阪城ホールでの“エンドレス・ライヴ”ツアーの公演を収録したものです。これにより、バンドのスタジオでの音源とはひと味違う、ライブならではのエネルギーを体感できます。

リリース情報

アルバムはLPとカセットテープ(CD)の2形態で発表され、その後、1985年5月1日にCD版もリリースされました。CD盤では、ライヴで話題となった「Kissから」「アトリエ」「ダンサー」「ラスベガス・タイフーン」の4曲が新たに追加収録されています。これにより、ファンはより豊かな楽曲体験を楽しむことができました。再リリースも行われており、1990年7月25日と1992年11月21にCD版が再登場しました。

チャート成績

『ENDLESS』は、オリコンアルバムチャートで最高4位を獲得し、登場回数は40回に及びました。アルバムの売上は約168,000枚に達し、安全地帯の人気を証明する結果となりました。

批評

CDジャーナルからの評価では、「独特のフィーリングを持つ玉置浩二のヴォーカルと、タイトな演奏が高く評価されている」とされています。このように、アルバム全体としてバンドの魅力が存分に発揮されており、ファンからの支持も厚いことが伺えます。

収録曲

LP盤とカセットのDisc.1では、1曲目が「マスカレード」として記載され、それ以前の曲番号は「0」と記されています。また、CD盤では追加収録された楽曲があり、これによってリスナーに多様な楽しみ方を提供しています。

スタッフ・クレジット

アルバムには、玉置浩二がボーカルを担当し、矢萩渉と武沢豊がギターを担当しています。また、六土開正がベースを、田中裕二がドラムスを演奏しています。プロデューサーとして星勝と金子章平が関わり、制作チームは諸鍛冶辰也（レコーディング・エンジニア）、水江英俊（フォールドバック・ミキサー）、渡辺省二郎（アシスタント・エンジニア）など、各分野の専門家が参加しています。写真撮影には管野秀夫と今井正明が携わりました。

『ENDLESS』は、安全地帯の魅力を余すところなく引き出した作品であり、彼らの音楽の真髄が存分に楽しめる一枚です。特にライブの臨場感やパフォーマンスを重視したいリスナーにとって、必聴のアルバムと言えるでしょう。

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