EtSETOra

etSETOra（エトセトラ）について

概要

etSETOraは、西日本旅客鉄道（JR西日本）が運行する臨時快速列車で、広島駅から福山駅間をつなぎます。2020年の「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせて運行が始まりました。行楽や観光のために設計されており、特に広島県の魅力を伝える役割を担っています。この列車は、「瀬戸内マリンビュー」の車両を基に改造されたもので、印象的な外装と内装が特徴です。

「etSETOra」の名前は、ラテン語の「et cetera」からとっており、広島弁の「えっと」（たくさん）という意味とも結びついています。また、瀬戸内の自然や文化を感じさせる列車であることが強調されています。

運行スケジュール

この列車は、主に金曜から月曜の間に運行されています。日によって車内サービスが異なるため、乗客は事前に指定席券を購入することが推奨されています。運行区間は広島駅から福山駅までであり、観光名所を巡る好機となっています。

停車駅

• - 広島駅
• - 呉駅
• - 安芸津駅
• - 竹原駅
• - 忠海駅
• - 三原駅
• - 尾道駅
• - 福山駅

この路線は、魅力的な観光地にアクセスできるため、多くの乗客が利用します。特に尾道駅では往復運転時に、回送のために備後赤坂駅まで運行されることもあります。

使用車両

etSETOraは2両編成の全車指定席グリーン車で、特別に改造されたキロ47形7000番台を使用しています。外観は瀬戸内海の美しい青や波の白を表現しています。また、車内は厳島の紅葉をイメージした赤と瀬戸内の新緑をイメージした緑で装飾されています。大きな窓と海側を向いた座席が配置されており、乗客は美しい景色を楽しむことができます。

車内サービス

etSETOraでは、乗客に向けた様々なサービスが提供されます。車内には販売カウンターがあり、地元の特産品やスイーツ、図録などが販売されています。また、事前にインターネットで予約をすることで、コーヒーやスイーツを楽しむこともできます。特に下り列車では、バーが設置されており、瀬戸内のカクテルや日本酒を味わうことができます。これにより、単なる移動だけでなく、食文化も体験することができます。

瀬戸内マリンビューとの関係

etSETOraの前身は、2005年から2019年まで運行されていた「瀬戸内マリンビュー」でした。この列車は広島駅から三原駅を結ぶ快速列車で、観光地へのアクセスを提供していましたが、2019年末に運行終了しました。その後、2020年に改造された車両をもとに新たな観光列車として「etSETOra」が誕生しました。

まとめ

etSETOraは、西日本の観光を促進するために設計された列車であり、美しい瀬戸内海の景観を楽しみつつ、地域の特産物を味わうことができる貴重な体験を提供しています。広島駅から福山駅までの旅は、忘れがたい思い出となることでしょう。

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