F-02D

docomo STYLE series F-02Dは、富士通によって開発されたNTTドコモの第3世代移動通信システム（FOMA）に対応した端末です。この機種は、docomo STYLE seriesに属しており、その高い機能性と洗練されたデザインが特徴です。

概要

F-02Dは、前モデルであるF-01Cの後継機種として位置づけられます。当初はdocomo PRIME seriesとして開発が進められていましたが、ドコモのフィーチャーフォン戦略の見直しに伴い、STYLE seriesへと変更されました。この変更は、より幅広いユーザー層にアピールするための戦略的な判断でした。

この端末の最大の特徴は、当時のフィーチャーフォンに搭載可能なほぼ全ての機能を詰め込んだ「全部入り」モデルである点です。防水性能、Wi-Fi接続機能、タッチパネル液晶、ワンセグ、GPS、そしてExmor R for mobileとMilbeaut Mobileによる高画素カメラなど、多彩な機能を備えています。ドコモと富士通は、この機種を「圧巻の全部入りハイスペックスリム防水ケータイ！」としてアピールしました。特に注目すべきは、2軸ヒンジ型のデザインで、折りたたんだ状態から開ける際に、ヒンジ部側面のワンプッシュオープンボタンが利用できる点です。この機構は、片手での操作性を高め、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための工夫と言えるでしょう。

SIMカードは、ドコモminiUIMカード (microSIM) が採用されています。これは、当時の最新規格であり、端末の小型化に貢献しました。

主な対応サービス

F-02Dは、ドコモが提供する様々なサービスに対応していました。具体的なサービス内容については、詳細な情報は提供されていませんが、当時の一般的なフィーチャーフォン向けサービスを網羅していたと考えられます。

プリインストールアプリ

端末には、様々なプリインストールアプリが搭載されていました。具体的なアプリ名については詳細な情報は提供されていませんが、当時の一般的なフィーチャーフォンに搭載されていたアプリが含まれていたと推測できます。

歴史

F-02Dは、2011年10月18日にNTTドコモから発表され、2011年11月11日に発売が開始されました。発売当初から、その豊富な機能と洗練されたデザインがユーザーから高い評価を受けました。

不具合とソフトウェアアップデート

発売後、いくつかの不具合が報告され、これらの問題に対処するために、複数のソフトウェアアップデートが実施されました。以下に、主な不具合と対応策をまとめます。

2011年11月21日：画面に「データベースの更新を行います」と表示され、携帯電話が再起動またはフリーズする問題が修正されました。
2011年11月29日：充電中に電池残量表示が急激に変化する問題が修正されました。
2011年12月15日：テレビ電話中に通話時間がカウントされない問題が修正されました。
2012年1月23日：らくがき盛りフォトでカメラ起動中にマルチタスク切替ができない問題が修正されました。
2012年2月23日：災害用音声お届けサービスへの対応が行われました。
2014年9月17日：ボイスレコーダーが正常に録音できない、動画撮影時に音声が正常に録音されない問題が修正されました。

また、以下の不具合はドコモと富士通も確認していますが、対策は未定のままです。

動画撮影時にビューアスタイルをHD以上、ファイン音質に設定すると、背面マイク(上)が音を拾えなくなるという報告があります。

関連項目

富士通
F-01C
F-09C

脚注

詳細な情報については、以下のリンク先をご参照ください。

外部リンク

* 携帯電話（F-02D） - FMWORLD.NET（個人）

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