F-05E

ドコモ タブレット ARROWS Tab F-05E

概要

ARROWS Tab F-05Eは、NTTドコモ向けに富士通が開発したLTEデータ通信端末です。従来機のF-01Dの後継モデルとして、画面解像度はWUXGAに向上し、メモリはRAM2GB、ストレージは32GBに増強されています。加えて、NVIDIA製のクアッドコアプロセッサ「Tegra 3」や、初採用のスイッチ付き指紋センサーを搭載しており、ユーザーの利便性を追求しています。

カメラ機能

このモデルのアウトカメラは810万画素で、ソニー製の積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を使用しています。これによりフルHD動画の撮影が可能ですが、フォトライトやフラッシュ機能は搭載されていません。

NFCとメディア機能

おサイフケータイには非対応ですが、NFC技術が搭載されており、アプリとの連携によってクーポン取得やAndroid Beamを利用することができます。また、次世代のドルビーデジタルプラスを国内初で搭載しており、YouTubeなどの高精細コンテンツを臨場感あふれるサウンドで楽しむことができます。

バッテリーと充電

F-05Eのバッテリーは、前モデルの約1.5倍となる10,080mAhの大容量が誇ります。卓上ホルダーF39とACアダプタF07を併用することで、約30分で従来の2.2倍の容量を充電できる「超急速充電」に対応しています。ただし、バッテリーは交換不可で有償修理が必要となり、その費用は17,745円（2013年8月時点）と高額です。

発表と歴史

F-05Eは2012年10月11日に発表され、同年12月8日から販売が開始されました。機能面でもアップデートが行われており、2013年2月21日にはPlayStation Mobileに対応し、同年の3月と6月には充電の制御や不具合の修正を含むアップデートが実施されました。

アップデート履歴

その後も、2013年8月1日にはOSバージョンアップが始まり、新しい機能が追加されました。この中で注目すべきは、タスク管理画面でのアプリ一括終了機能の追加や、カメラ性能の向上、テザリング中の通知機能改善などがあります。これに続き、2014年にはさらなるアップデートが施され、ユーザーに快適な体験を提供しています。

結論

ドコモ タブレット ARROWS Tab F-05Eは、技術的な進化と使い勝手を兼ね備えたデバイスです。先進的なハードウェアとソフトウェアを搭載することで、日常の多くのシーンで活躍します。デザインや機能においても、富士通の技術力が光るモデルと言えるでしょう。

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