FANKS the LIVE

『FANKS the LIVE』について

『FANKS the LIVE』は日本の音楽ユニット、TM NETWORK|TM_NETWORKが1989年にリリースしたライブ映像作品です。この作品は、同ユニットが1987年から1989年にかけて行ったライブの映像を収めており、VHS形式で最初に登場しました。その後、2004年にはDVDとして再リリースされ、2018年には特別にリマスターされたBlu-rayとDVD版も販売されました。このリマスター版には、オリジナルにはなかった2曲も追加されています。

メンバーとサポートメンバー

TM NETWORK|TM_NETWORKは実行メンバーとして、小室哲哉（キーボード・コーラス）、宇都宮隆（ボーカル・ギター）、木根尚登（ギター・キーボード・コーラス）の三人が中心となっています。また、サポートメンバーとして、松本孝弘（ギター）、日詰昭一郎（ベース）、山田亘（ドラムス）、阿部薫（ドラムス）も参加していました。

ライブ映像の内容

この映像作品は、各ライブの全演奏を収めたわけではなく、編集によって特定のシーンや曲が繋がれています。そのため、曲と曲の間に間隔が空いたり、途中から始まることもあります。暗い照明やファンの歓声が映像に迫力を与え、まるでそこにいるかのような臨場感を楽しむことができます。具体的なパフォーマンスは、以下の3つのライブから収録されています。

1. FANKS CRY-MAX（1987年6月24日 日本武道館）
2. KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX（1988年3月15日 代々木オリンピックプール）
3. CAMP FANKS!! '89（1989年8月29日 横浜アリーナ）

特に『FANKS CRY-MAX』では、「Self Control」などの名曲が収録されています。その後、2018年のリマスター版では、「Dragon The Festival」と「Nervous」の2曲が新たに追加され、さらに充実した内容となりました。

曲とアレンジ

全体のアレンジはすべて小室哲哉が担当しており、彼の独特な音楽性が色濃く反映されています。収録曲には、『Get Wild』や『Don't Let Me Cry』といったTM NETWORK|TM_NETWORKの代表作が含まれており、ファンにとっては必見の内容です。

また、2004年にリリースされた『CAROL the LIVE』でも同名の「CAMP FANKS!! '89」が収められるなど、映像作品同士で関連性を持たせています。特に、「CAMP FANKS!! '89」は、VHS版とLD版でカメラワークに差異が見られるというユニークな点もあります。

便利さと入手の難しさ

DVDとしての再発後も、多くのファンに親しまれる作品であり続けている『FANKS the LIVE』。ただし、非売品の『FANKS the LIVE 4』は、現在でも入手困難な状況です。この作品は特別なキャンペーンによって提供されていたもので、一般には流通していないため、オリジナルファンにとっては貴重なアイテムとなっています。

最後に

TM NETWORK|TM_NETWORKのライブ映像作品『FANKS the LIVE』は、当時のパフォーマンスを追体験できる貴重な資料であり、音楽ファンにとって必見の一作です。今でも多くの人々に愛され続けている理由は、それぞれの楽曲に込められたエネルギーと情熱にあると言えるでしょう。

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