FTSE

FTSEインターナショナルについて

FTSEインターナショナル（フッツィーインターナショナル）は、ロンドンに本社を置く株価指数の算出・管理を行う企業です。これは、アメリカのS&Pダウ・ジョーンズやMSCIと並び、国際的に知られる指数算出企業です。FTSEインターナショナルは、親会社がフィナンシャル・タイムズの巨大出版グループであるピアソンであったが、2011年にピアソンはその株式の過半数を売却し、以降はロンドン証券取引所グループの一部として運営されています。2015年からはFTSE Russellとしてブランド名を変更し、Frank Russell Companyとの共同事業により、金融サービスの拡充を図っています。

提供サービス

FTSEインターナショナルが提供する株価指数は、様々な資産クラスにわたるもので、時価総額に基づく標準的なインデックスに加えて、特定の投資戦略に応じたカスタマイズ可能な指数も主要な特徴となっています。FTSEのインデックスは、投資家がポートフォリオのパフォーマンスを評価したり、資産を分散させたり、リスクをヘッジしたりする際に利用されており、さまざまな金融商品やETF（上場投資信託）に基づく指標も提供されています。

特にFTSEのグローバル株式インデックス・シリーズ（FTSE Global Equity Index Series）は、広範な地域や国、セクターに基づくインデックスの基盤を成しています。その中でもFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス（FTSE Global All Cap Index）は、世界の約7,400銘柄を包含し、国際的な株式投資の基準として広く使われています。この指数は、主に大型株、中型株、小型株が含まれ、世界全体の投資可能時価総額の約98%をカバーしています。

また、FTSE All-World Indexは、国際的な株式ポートフォリオを構築する際の指標として多くの投資家に利用されています。FTSEのインデックス算出サービスはロンドン証券取引所のみならず、アテネ証券取引所やイタリア証券取引所、マレーシア証券取引所など数多くの国内取引所においても使用されています。

オフィス拠点

FTSEインターナショナルの主要な拠点はロンドンのほか、ニューヨーク、香港、東京（赤坂Bizタワー）に位置し、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地にも支社を有しています。これによって、24時間体制でのサービス提供が可能となり、世界中の投資家に対して効率的なサポートが行われています。

指数の一覧

FTSEが提供する各種インデックスには、主に以下のようなものがあります：

• - FTSE Global Equity Index Series
• - FTSE All-World Index Series
• - FTSE Developed Europe Index
• - FTSE世界国債インデックス
• - 各国インデックスにおいては、FTSE100指数、FTSE250指数、FTSE350指数などがあります。

このように、FTSEインターナショナルは多岐にわたる投資戦略とニーズに応じた指数やデータを提供し、世界中の投資家にとって重要な役割を果たしています。今後もその影響力は多方面にわたり、金融市場における信頼の指標であり続けることが期待されています。

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