G-1グランプリとは？意味をやさしく解説

G-1グランプリとは

『G-1グランプリ』、通称『G-1』は、G-1グランプリ実行委員会が主催する、芸歴15年以上のベテランお笑い芸人を対象としたチャンピオン決定戦です。この大会は、長年のキャリアを持ちながらも、なかなか日の目を見ることができなかった芸人たちに、再びスポットライトを当てることを目的としています。2022年に第1回大会が開催され、以降、多くの芸人たちが「笑いの地肩」を競い合っています。

大会の特徴

発起人である島根さだよし氏の「埋もれた才能を発掘したい」という強い思いから生まれたG-1グランプリは、芸歴によって出場機会が制限されてきた芸人たちに、新たな活躍の場を提供しています。大会名の「G」は「ジカタ（地肩）」の頭文字から取られており、「ジカタNo.1グランプリ」という別名も持っています。出場資格は、メンバーの中に一人でも芸歴15年以上の芸人がいれば、コンビ、トリオ、グループ、さらには即席ユニットでも参加可能です。ネタのジャンルも幅広く、漫才、コント、ピン芸、漫談、ユニットネタなど、様々な形式の笑いが許容されています。

大会の流れ

参加者は、1組1000円のエントリー料を支払うことで大会に参加できます。予選は複数の会場で実施され、各グループに分かれて競います。予選、準決勝、決勝の全ての大会は有観客で開催され、準決勝と決勝は生配信も行われます。審査結果は、大会公式サイトやSNSで速やかに発表され、準決勝では、客出し後の会場で出場者に向けて結果が伝えられます。

ネット投票アーカイブ対決

決勝大会終了後には、1回戦を突破した出場者のネタが公式YouTubeチャンネルで公開されます。視聴者による高評価数（再生回数ではない）が最も多かった組には、賞金が贈呈されるというユニークな企画も実施されています。

大会を彩る出演者たち

第1回大会では、おぼん・こぼんが総合司会を務め、審査員には渡辺正行、長久弦が名を連ねました。さらに、宮迫博之、ノッチ、伊勢浩二といった豪華な面々が追加審査員として参加しました。また、テーマソングは、島根氏と親交のあるASKA氏が担当し、大会を盛り上げました。
第2回大会では、元めちゃイケのプロデューサーである明松功氏が統合プロデューサーに就任し、「人生は、変えられるんだ。」というテーマを掲げ、「崖っぷちNo.1グランプリ」と改名しました。総合司会にはアンジャッシュの渡部建氏が抜擢され、新たな風を吹き込んでいます。

出場資格

- メンバーのうち1人でも芸歴15年以上であること
- ピン、コンビ、トリオ、グループ不問
- 所属事務所、プロ・アマチュア不問
- プロ同士の即席ユニットも可能
- ネタのジャンルは漫才、コント、漫談、落語、歌など不問

賞金

- 第1回大会：優勝300万円、準優勝50万円、3位30万円、4位、5位10万円、ネット動画投票1位100万円
- 第2回大会：優勝300万円＋審査員賞（審査員が手掛ける番組への出演権）

歴代決勝戦結果

- 第1回（2022年）：エルシャラカーニ、アモーン、だーりんず、流れ星☆、や団、TOKYO COOL、なすなかにし、三拍子、磁石
- 第2回（2023年）：ふとっちょ☆カウボーイ、ムートン伊藤、ななめ45°、モダンタイムス、イヌコネクション、下町ミュンスター、藤波かよ子

大会テーマ曲

- 太陽と埃の中で [G1 version]（作詞・作曲・歌/ASKA）

不祥事

第1回大会後、一部動画で高評価数が再生回数を上回る現象が発生。調査の結果、外部システムによる意図的な操作の可能性が浮上し、主催者側が謝罪と説明を行いました。

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