G11

G11 (ジー・イレブン) について

G11は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が、日本国内向けに開発したauブランドの携帯電話です。KDDIと沖縄セルラー電話から発売されました。この機種はCDMA 1X WINに対応しており、製造型番はSOX02です。

デザインとコンセプト

G11という名前は、かつてau design projectのデザインコンセプトモデルであった「GRAPPA」シリーズの2011年バージョン「GRAPPA 2011」に由来します。デザインは、「GRAPPA」「GRAPPA002」「G9」と同様に、岩崎一郎氏が手がけています。

概要

G11は、前モデルであるG9の後継機として位置づけられています。同社のCyber-Shotケータイ S006をベースに再設計されましたが、S006とは異なり防水機能は搭載されていません。iidaブランドのフィーチャーフォンとしては唯一、Wi-Fi WINに対応しており、CPUにはクアルコム製のSnapdragon S1 QSD8650（1GHz）を採用しています。

デザイン面では、G9では上側ボディのディスプレイ下に方向キーがありましたが、スライド幅が広がったため、G11では方向キーが下側ボディに配置されています。また、上側ボディのディスプレイ面下部にはタッチセンサーが搭載されており、端末を閉じた状態でも操作が可能です。さらに、ディスプレイ下部の操作部には、着信時にグリーン、終話時にレッドに発光する着信応答・終話キー（ハードキー）が備わっています。

発売とサービス

• - 2010年10月18日: KDDIより公式発表。
• - 2011年3月25日: 北陸・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄地区で先行発売。
• - 2011年3月26日: 北海道地区で発売。
• - 2011年4月7日: 東北・関東地区で発売。
• - 2012年3月: 販売終了。
• - 2012年7月22日: L800MHz帯エリアでのサービスが終了し、以降はN800MHz帯および2GHz帯エリアで利用されることになりました。
• - 2014年6月30日: Wi-Fi WINのサービスが終了。

※東北・関東地区では、東日本大震災の影響により発売日が大幅に遅れました。

主な機能と対応サービス

• - CDMA 1X WIN
• - Wi-Fi WIN
• - タッチセンサー
• - 発光する着信応答・終話キー

不具合

発売当初、データ通信を行っていない状態で電波環境が不安定になると、本体が再起動する問題が報告されていました。この問題は2011年6月のソフトウェアアップデートによって解消されました。

関連項目

• - iida
• - S006
• - ソニー・エリクソン
• - Wi-Fi WIN
• - G9（先代機種）
• - 岩崎一郎

外部リンク

• - iida「G11」
• - KDDI au: オンラインマニュアル > G11

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