S006

Cyber-Shotケータイ S006（サイバーショットケータイ エスゼロゼロろく）は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現：ソニーモバイルコミュニケーションズ）が、日本国内市場向けに開発したauブランドのCDMA 1X WIN対応携帯電話です。製造型番はSO006（エスオーゼロゼロろく）です。

概要

S006は、前モデルであるS003の後継機種として登場しました。デザイン面では、従来の直線的なフォルムから、丸みを帯びた優雅な形状へと大きく変化しました。また、操作面でも大きな進化を遂げ、方向キーが画面側から番号キー側に移動し、3.3インチのFWVGAディスプレイは、ソニー・エリクソン製端末として初めてとなるタッチ操作に対応しました。

カメラ機能は、S006の大きな特徴の一つです。世界初となる1620万画素のカメラを搭載し、ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」（エクスモアアール）を採用することで、高画質での撮影を可能にしました。さらに、画像処理能力を向上させるため、発売当時最新鋭のクアルコム製モバイルチップセット「Snapdragon S1（QSD8650）」を搭載。これにより、各種操作がスピーディーかつ快適に行えるようになりました。メール機能も進化しており、予測変換機能「POBox Pro 5.0E」をはじめとする機能強化によって、使いやすさが向上しています。

また、グローバルパスポートCDMAとグローバルパスポートGSMのデュアルローミングに対応しており、海外での利用も可能です。防水性能（IPX5/IPX7相当）も備えており、日常生活での水濡れにも安心して使用できます。

沿革

2010年10月18日：KDDIおよびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（当時）より正式発表。
2011年1月28日：九州地区を除く全国で発売開始。
2011年1月29日：九州地区で発売開始。
2012年4月：販売終了。
2014年6月30日：Wi-Fi WINのサービス終了。

主な機能・対応サービス

1620万画素カメラ（Exmor Rセンサー搭載）
3.3インチFWVGAタッチパネルディスプレイ
Snapdragon S1（QSD8650）チップセット
POBox Pro 5.0E
グローバルパスポートCDMA/GSM
防水（IPX5/IPX7相当）

不具合

発売後、以下の不具合に対する修正がケータイアップデートにより行われました。

2011年2月24日：
音声通話やデータ通信を行っていない状態で、電波環境が不安定な場合にリセットが発生する不具合。
2011年4月21日：
LISMOプレイリスト編集やナカチェンパック展開時にリセットが発生する不具合。
特定のデコレーション絵文字入力時にリセットが発生する不具合。
特定のmicroSDHCカードでワンセグ録画が途中で停止する不具合。
2011年9月13日：
特定の操作により再起動が発生する不具合。

関連項目

サイバーショット
S003：前モデル
ソニーモバイルコミュニケーションズ
Wi-Fi WIN
北川景子：イメージキャラクター
G11：S006をベースにしたiida端末
S007：S006と同様の1620万画素カメラ搭載モデル

脚注

S006（au） - ウェイバックマシン（2010年10月31日アーカイブ分）
Cyber-shot™ケータイ S006 | ソニーモバイルコミュニケーションズ

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