GAME BREAK

『GAME BREAK』（ゲームブレイク）は、2002年10月3日から2003年3月27日まで、テレビ東京系列の一部地域で放送されていたゲームバラエティ番組です。ゲーム情報誌『ファミ通』を発行するエンターブレインと、制作会社のキメラが共同で制作しました。

番組は、前番組である『GameWave』の続編として位置づけられ、伊集院光さんが引き続きメインパーソナリティを務めました。ただし、『GameWave』とは異なり、伊集院さんは新設された「ゲームブレイク広告社」の社長という設定で出演。番組は、彼が新人社員役のグラビアアイドルたちと共に会社を成長させていくというストーリー仕立てで展開されました。アシスタントの人数も『GameWave』の1人から4人に増員され、より賑やかな雰囲気になりました。

番組の内容は、ゲーム情報を紹介するだけでなく、出演者たちがゲームに挑戦する企画も多く含まれていました。しかし、番組終了の引き金となったのは、アシスタント4人がゲームに失敗すると携帯電話を壊すという過激な企画でした。この企画が放送されると、番組スポンサーやネット局から批判が殺到し、番組は打ち切りを余儀なくされました。

『GAME BREAK』終了後、同シリーズの直接的な後継番組は制作されていません。しかし、元出演者である柴田英嗣さんが司会を務める『柴田くんのBダッシュゲーム道』が2016年からテレビ東京で放送されており、一部のファンからは、この番組が『GAME BREAK』の後継番組だと捉えられています。

番組には、伊集院光さんの他に、揚田あきさん、黒沢ゆう子さん、村田あゆみさん、桜木睦子さんといったグラビアアイドルが出演。また、山崎弘也さん（アンタッチャブル）、柴田英嗣さん（アンタッチャブル）、ぶっちゃあさん（ブッチャーブラザーズ）など、お笑い芸人も出演し、番組を盛り上げました。

番組の制作には、ゲーム情報誌『ファミ通』の編集長であった浜村弘一さんが監修として参加。その他、佐々木勝俊さん、Petrosさん、西川栄二さん、小山賢太郎さんらが構成を担当しました。また、音楽面では、宮島伸浩さん（G4th）が音楽協力として参加し、エンディングテーマにはRuppinaの「Repent」が使用されました。

放送局は、テレビ東京系列の一部地域で放送されましたが、前番組の『GameWave』から続いて、遅れネットの状況が発生していました。

『GAME BREAK』は、斬新な企画と個性的な出演者で人気を博しましたが、過激な内容が原因で打ち切りという結末を迎えた番組でした。しかし、その影響は大きく、現在でも一部のファンからは惜しまれています。

番組の公式サイトは、現在では削除されていますが、インターネットアーカイブに保存されており、当時の様子を垣間見ることができます。

番組の主なスタッフは以下の通りです。

監修：浜村弘一（ファミ通）
構成：佐々木勝俊、Petros、西川栄二、小山賢太郎
カメラ：志水敏明、矢野英治
音声：永島良一
照明：山本聖
編集：小林禎、岡村正信
MA：劉宗隆、野宮聡
音響効果：北澤亨（ふなや）
ナレーター：高村保裕
スタイリスト：西尾奈々子
メイク：クリームパフ、小林益美
車輛：桑山朗
技術協力：千代田テック、STUDIO NAO
美術：アイ・シー・エー
音楽協力：宮島伸浩（G4th）
アシスタントディレクター：大西慎也、丹川祥一
ディレクター：藤城仁、田中宏明、武山友樹、近藤佳道
総合演出：田中孝之
AP：橋本裕生
プロデューサー：寺島直行（エンターブレイン）、山西太平、藍沢幸人、田中孝之
制作協力：電通、ファミ通グループ
制作：エンターブレイン、キメラ

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