GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-

B'zの「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」について

「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」は、日本のロックユニットB'zが2012年に発表した楽曲で、50作目のシングルとして4月4日にリリースされました。この曲はB'zにとって前作「Don't Wanna Lie」から約10か月ぶりのシングルで、2012年内で唯一のリリースとなりました。

リリースと特典

シングルは初回限定盤と通常盤の2種類が販売され、初回限定版にはタイトル曲のミュージックビデオと、2011年にSHIBUYA-AXで行われた特別ライブの3曲分が収められたDVDが同梱されています。このライブ映像はファンにとって貴重な素材であり、演奏された楽曲は特別な思い出を抱かせます。さらに、両盤に収録されたキャンペーンの応募抽選カードでは、ペプシネックスとのコラボレーションとして「B'z×PEPSI NEX スペシャルTシャツ」が2000名に抽選で当たる特典も用意されています。応募締切は2012年4月30日です。

オリコンチャートでの成功

このシングルはオリコンチャートでも大きな成功を収め、初登場で1位を獲得しました。これにより、B'zの首位獲得週数はピンク・レディーと並び、63週という記録を達成しました。リリース前後にはメンバーのテレビ出演は行われず、プロモーション活動はあまり見られなかったものの、その楽曲の圧倒的な魅力がリスナーを引き寄せたのです。

収録楽曲の解説

1. GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-

この楽曲は、CM「ペプシネックス Tshirts Live篇」のために書かれたオリジナルソングであり、松本孝弘は制作に際して、特定のビートを意識して作曲したことを明かしています。曲の中では松本がボーカルも担当し、中盤のアコースティックパートは特に印象的です。シングルとしては、松本が歌詞のあるメインボーカルを担うのは初めてで、これはファンにとっても新鮮な体験となりました。

2. 仄かなる火

この曲はエレクトリックギターが特徴的なバラードで、稲葉浩志はファルセットを混ぜつつも控えめに歌い上げています。情感豊かなメロディが心に響く一曲です。

3. 流星マスク

歌詞のテーマは「マスクの男」の心理の変化を元に構成されており、独特な視点が印象的な楽曲です。オーディエンスとの接点をあえて排除した手法が特徴的で、リスナーを引き込む新しいスタイルを示しています。

収録メンバー

本曲には、松本孝弘がギターと作曲・編曲を担当し、稲葉浩志がボーカルと作詞・編曲を手掛けています。さらに、寺地秀行が編曲を担当し、シェーン・ガラースとバリー・スパークスがドラムおよびベースで参加しています。

アルバム収録情報

この楽曲は、後にリリースされたベストアルバム『B'z The Best XXV 1999-2012』に収録されましたが、19thアルバム『EPIC DAY』には含まれていません。シングルとしてオリジナルアルバムに収録されなかったのは、2008年の「BURN -フメツノフェイス-」以来のことです。

まとめ

B'zの「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」は、その背景や楽曲、特典の豊富さから多くのファンに愛されています。リリースからの数々の成功や特典が付加価値を生み出し、B'zの音楽の深さと幅広さを改めて感じさせる一枚です。

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