HW-01K

HUAWEI P20 Pro HW-01Kは、中国のファーウェイがNTTドコモ向けに開発したスマートフォンです。ドコモの第4世代移動通信システム「PREMIUM 4G」や、第3.9世代移動通信システム「Xi」、第3世代移動通信システム「FOMA」に対応しています。ドコモ スマートフォン（第2期）として位置づけられています。

概要



この端末の最大の特徴は、世界初となるトリプルレンズカメラを搭載している点です。このトリプルレンズカメラは、ドイツの光学機器メーカーであるLeicaとの協業によって実現しました。日本市場向けにカスタマイズが施されており、おサイフケータイ機能や防水（IPX7）、防塵（IP6X）に対応しています。また、ドコモのVoLTEや下り最大988Mbpsの高速ネットワークもサポートしています。

国内ではドコモの独占販売となっており、他社やSIMフリーでの販売はありません。そのため、MNP（携帯電話番号ポータビリティ）を利用した際の割引額が非常に大きく設定されているのが特徴です。ファーウェイ製のスマートフォンがドコモから発売されるのは、2013年5月に発売された「Ascend D2 HW-03E」以来、5年ぶりとなります。

キャッチコピーは「"世界初 LeicaトリプルカメラとAIがスマホの未来を創る。"」です。

主な機能



メインカメラは、4000万画素（カラー）、2000万画素（モノクロ）、800万画素（ズーム）のトリプルレンズ構成で、いずれもLeica製です。各レンズのF値は、カラーがF1.8、モノクロがF1.6、ズームがF2.4となっています。

AIによる撮影アシストが強化されており、被写体やシーンをAIが自動で認識して最適なモードに切り替える「AIシーン判定」機能を搭載しています。この機能では、「猫」「フード」「グループ写真」「自然な色彩」「クローズアップ」「夜景」「文字」「草木」「ポートレート」「犬」「花火」「青空」「花」「舞台/ライブ」「文書スキャン」「日の出/日の入り」「雪」「滝」「ビーチ」といった、合計19の被写体やシーンを認識できます。例えば、屋外で空を大きく取り入れた構図で撮影すると、自動的に「青空」と認識され、空の青色を強調し、白飛びを防ぐように明るさを調整します。

また、「夜景」モードでは、撮影時の手ブレをAIが強力に補正する「HUAWEI AIS」（AI手ぶれ補正）が利用でき、三脚なしでも鮮明な夜景を撮影できます。この機能は動画撮影時にも有効です。

ハイブリッドズームは最大5倍まで対応しており、撮影中に1倍、3倍、5倍をワンタッチで切り替えられます。ズーム撮影された写真は、処理によって画質の劣化が非常に少ないのが特徴です。

歴史




アップデート



  • - 2018年7月10日：ドコモメールが自動受信できない場合がある不具合が改善され、セキュリティパッチレベルが2018年7月になりました。
  • - 2018年7月25日：より快適に利用できるように品質が改善されました。
  • - 2018年10月9日：まれにGoogle Chromeで作成したWebページのショートカットが消える場合がある不具合が改善され、セキュリティパッチレベルが2018年10月になりました。
  • - 2019年1月15日：より快適に利用できるように品質が改善され、セキュリティパッチレベルが2018年12月になりました。
  • - 2019年3月25日：より快適に利用できるように品質が改善され、セキュリティパッチレベルが2019年3月になりました。
  • - 2019年10月15日：Android 9へのOSアップデートと、セキュリティパッチレベルが2019年9月になりました。
  • - 2019年12月3日：セキュリティパッチレベルが2019年11月になりました。
  • - 2020年1月17日：セキュリティパッチレベルが2019年12月になりました。
  • - 2020年6月3日：セキュリティパッチレベルが2020年3月になりました。
  • - 2020年6月29日：より快適に利用できるように品質が改善され、セキュリティパッチレベルが2020年6月になりました。

脚注



出典



関連項目




外部リンク



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