IGO AMIGO

IGO AMIGOは、囲碁の若年層への普及を目指し、若手プロ棋士とアマチュア有志によって構成された団体です。2005年に吉原由香里、鈴木大山、辻本祐介氏らを中心に始まった「ゆかりとゆかいな仲間」が母体となり、2006年に発足しました。

活動内容

IGO AMIGOは、囲碁の普及を目的とした様々なイベントを企画・開催しています。主な活動内容は以下の通りです。

ワークショップ: 囲碁初心者から級位者まで、レベルに合わせたコース別ワークショップを毎月1～2回開催しています。会場は日本棋院や大型の碁会所などが利用されています。
IGO FESTIVAL: 2007年から開催されている囲碁普及イベントです。入門教室のほか、囲碁雑学クイズや目隠し碁など、ユニークな企画が実施されています。
フリーマガジン『碁的』: 2008年10月に創刊されたフリーマガジンで、年1号程度のペースで刊行されています。女性向けの囲碁情報が中心で、プロ棋士のインタビューや連載記事などが掲載されています。

IGO FESTIVAL の詳細

過去に開催された IGO FESTIVAL では、以下のような企画が行われました。

第1回（2007年、池袋サンシャインシティ): 約600名が参加し、囲碁雑学クイズや目隠し碁などが実施されました。
第2回（2008年、六本木ヒルズ森タワー東京シティビュー): 女流九路盤棋戦「妙花」や女性限定入門講座「レディースAMIGO」などが開催されました。
第3回（2009年、六本木ヒルズアリーナ): 「妙花」、囲碁カフェ、囲碁ピクニック、女性棋士と男性棋士に分かれた連碁などが実施され、約3000人が来場しました。
第4回（2010年、六本木ヒルズアリーナ): 13路盤による「妙花」、九路スタジアム、囲碁カフェなどが開かれ、張栩氏による四路盤問題の出題・解説も行われました。
第5回（2011年、目白の街の8店舗): 音楽、建築、スイーツなど、様々な分野と囲碁の融合が企画されました。同時期に「IGO CAMP2011」がお台場東京カルチャーカルチャーで開催されました。
第6回（2012年、目白の街の9店舗と椿ホール): 縁日、フレンチなど、様々な分野と囲碁の融合が企画されました。

妙花優勝者

2008年：加藤啓子
2009年：潘坤鈺
2010年：鈴木歩

フリーマガジン『碁的』について

『碁的』は女性向けの囲碁情報誌として、以下のような特徴があります。

高梨聖健氏による連載コーナー「恋のダメ詰まり」「愛のモタレ攻め」「恋のぐるぐるまわし」「愛のゆるみシチョウ」などが掲載。
第4号では「囲碁ガール」が特集。
3号以降は女性プロ棋士が表紙を飾っており、3号では万波佳奈氏、4号では万波奈穂氏、5号では吉原由香里氏、6号では下坂美織氏、最新号の第7号（2015年）では謝依旻氏が表紙を飾りました。

その他の活動

2009年からは、西銀座通りで行われる「銀座柳祭り」の中で「銀座de AMIGO」を開催。
2014年からは、増上寺を中心に行われる和のフェスティバル「向源」に参加。

関連組織

IGO AMIGO の活動は、日本国内だけでなく海外にも広がっており、中部地方の「nagoya amigo」、ニューヨークの「NYAMIGO」、ロンドンの「LonAmigo」といった関連組織が存在します。

参考文献

『碁ワールド』2009年1、12月、2010年12月、2012年1月号

外部リンク

* IGO AMIGO

もう一度検索