INAXライブミュージアム

INAXライブミュージアム

INAXライブミュージアムは、愛知県常滑市に位置する、株式会社LIXILが運営する文化施設です。「発見と継承」をキーワードに、体験・体感型ミュージアムとして、2006年にグランドオープンしました。ここでは、土やタイル、陶器に関する展示や体験を通じて、その歴史や文化に触れることができます。

施設紹介

窯のある広場・資料館

大正10年(1921年)に建てられた煉瓦造りの建物で、巨大な煙突と両面焚倒焔式石炭窯が特徴です。かつては土管やタイルなどを焼いていました。産業遺産として公開されており、資料館と煙突は国の登録有形文化財に登録されています。窯の中では、プロジェクションマッピングによる炎の演出で、やきものが焼かれる様子が再現されています。

世界のタイル博物館

タイル研究家である山本正之氏から寄贈されたタイルコレクションを基に、1997年に開館しました。5500年前のメソポタミアから現代までのタイル装飾空間を再現した展示や、歴史的な装飾タイルの数々を見ることができます。日本の古便器コレクションも展示されています。

陶楽工房

モザイクアートやタイル絵付けなどの体験ができる工房です。オリジナルの作品を制作できます。

土・どろんこ館

「光るどろだんごづくり」体験教室やワークショップが開催されています。左官職人である久住有生氏によって仕上げられた土壁の外観や、「常滑大壁」が見どころです。

やきもの工房

ものづくりの未来形を追求する工房です。過去には、上海万博に出品された「黄金のトイレ」が展示されていました。

建築陶器のはじまり館／テラコッタパーク

大正から昭和初期の建築物を飾ったタイルやテラコッタを展示しています。フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館食堂の柱の一部も展示されており、貴重な建築物を鑑賞できます。屋外エリア「テラコッタパーク」では、自然光の下でテラコッタを鑑賞できます。

利用案内

開館時間: 10:00〜17:00（入館は16:30まで）
休館日: 毎週水曜日（祝日の場合は開館）、年末年始
共通入館料:
一般：700円
高・大学生：500円
小・中学生：250円
70歳以上：600円
障がい者：無料

※「窯のある広場・資料館」「世界のタイル博物館」「建築陶器のはじまり館」「土・どろんこ館」「やきもの工房」が有料施設であり、共通入館券で見学できます。

アクセス

公共交通機関:
名鉄常滑線 常滑駅、中部国際空港から知多バスで「知多半田駅」行き、「INAXライブミュージアム前」バス停下車、徒歩約2分
名鉄河和線 知多半田駅 から知多バスで「中部国際空港」行き、「INAXライブミュージアム前」バス停下車、徒歩約2分
自家用車: 知多半島道路 半田I.C. から約15分

INAXライブミュージアムでは、やきものの歴史や文化を様々な角度から体験できます。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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