知多半島道路

知多半島道路とは

知多半島道路は、愛知県名古屋市緑区から同県半田市に至る、全長約30kmの自動車専用道路です。愛知道路コンセッションが管理する一般有料道路であり、地域高規格道路である知多中央道路の一部を構成しています。高速道路ナンバリングでは、大高ICから半田中央JCT間が、知多横断道路・中部国際空港連絡道路と共に「E87」として割り当てられています。

歴史

知多半島道路の歴史は、1954年に知多半島の関係市町村が知多中央道路建設期成同盟会を結成したことに始まります。愛知用水の着工を機に、用水工事で生じた土砂などを活用し、知多半島を縦貫する道路建設を目指しました。

1962年には日本道路公団が知多中央道路建設計画を発表。名古屋-半田間を第一期工事として公団が、半田以南を第二期工事として愛知県が建設を担当することとなりました。1970年に阿久比ICと半田IC間が、翌年には大高ICと阿久比IC間が開通し、全線が開通しました。開通当初は全線2車線でしたが、1986年から始まった拡幅工事により、1991年に全線4車線化が完了しました。

また、1983年には管理が日本道路公団から愛知県道路公社に移管され、2016年には愛知道路コンセッションへと引き継がれています。

特徴

知多半島道路は、全線が自動車専用道路として整備されており、快適な走行が可能です。かつては半田IC付近に本線料金所がありましたが、現在は廃止され、南知多道路と一体の道路として運用されています。全線でETCが利用可能で、スムーズな料金支払いが可能です。

パーキングエリアは、阿久比PA（半田方面のみ）と大府PAの2か所があります。2018年7月には、建築家の隈研吾氏監修によるリニューアルが行われ、「愛知多の種」という愛称で親しまれています。大府PAは「華の種」、阿久比PAは「大地の種」をテーマとし、2022年には大府PAの下り線エリアが「海の種」としてオープンしました。これらの施設では、三重県のアクアイグニスが運営するショップやレストランが利用でき、地元の食材を使ったグルメを楽しむことができます。

料金徴収期間は1970年7月15日から2046年3月31日までと定められています。

インターチェンジなど

知多半島道路には、インターチェンジの番号は付けられておらず、代わりにインターチェンジ名が記載された標識が設置されています。案内標識は、高速自動車国道と同じ緑色が使用されています。

主なインターチェンジには、大高IC、大府東海IC、大府西IC、東浦知多IC、阿久比IC、半田中央ICなどがあり、名古屋高速や知多横断道路と接続しています。

通過する自治体

知多半島道路は、以下の自治体を通過します。

愛知県
名古屋市（緑区）
大府市
東海市
大府市
東海市
大府市
知多郡東浦町
知多郡阿久比町
半田市

交通量

道路交通センサスによると、知多半島道路の交通量は、平日休日ともに比較的安定しています。最新の交通量調査は、新型コロナウイルスの影響で延期されています。

関連情報

中部地方の道路一覧
日本の一般[[有料道路一覧]]
* 愛知道路コンセッション

知多半島道路は、知多半島地域の交通を支える重要な道路です。ドライブや観光の際には、ぜひ利用してみてください。

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