IS14SH

AQUOS PHONE IS14SH

AQUOS PHONE IS14SH（アクオス・フォン・アイエスいちよんエスエイチ）は、シャープが日本国内向けに開発したスマートフォンであり、auブランドを展開するKDDIや沖縄セルラー電話のISシリーズの一つです。このモデルは、2011年に発売されたAQUOS PHONE IS11SHの後継機種で、フルスライド型のスマートフォンとして設計されています。実際にはIS11SHのリファインモデルとして位置付けられています。

概要

AQUOS PHONE IS14SHは、工場出荷時のOSにAndroid 2.3.5を搭載しています。プロセッサには、先代IS11SHと同様の1.4GHzクロック周波数のSnapdragon S2（MSM8655T）が使用されていますが、通信機能に関しては、L800MHz帯（旧800MHz帯・Bandclass 3）に非対応となっています。加えて、3.5mmステレオイヤホンジャックや防水機能も搭載されていません。対照的に、ROM容量は約2GBから約4GBに増強され、データフォルダの容量も約740MBから約1GBに拡張されていますが、一部機能のスペックダウンが見られます。

履歴

この機種の主な開発履歴として、2011年12月13日に連邦通信委員会（FCC）の審査を通過し、同年12月19日にKDDIとシャープから公式発表が行われました。通信キャリアとしてのKDDIのオンラインショップでも販売が開始され、初期のフィーチャーフォンのUI風の「かんたんメニュー」にも対応しました。以降、いくつかのケータイアップデートが実施され、特にアップデートではブラウザの改善やWi-Fi接続の品質向上などが行われました。

プリインストールアプリ

このスマートフォンには多様なプリインストールアプリがあり、Skype、Twitter、Foursquare、mixiSH、写真加工アプリのSnapeeeなどが含まれています。また、ワイヤレス連携に対応したスマートファミリンクなど、様々な機能が利用できます。

主な機能

AQUOS PHONE IS14SHにはPC向けのWebブラウザーが標準装備されており、Flashコンテンツもフル表示可能ですが、携帯向けサイト（EZWeb）は他のスマートフォンと同様に閲覧できません。安全面では、「安心セキュリティパック」がフル対応しており、覗き見防止フィルタや家庭用レコーダーからの番組持ち出し機能なども搭載されています。

まとめ

このモデルは、シャープとKDDIの共同によって設計されたAQUOS PHONE ISシリーズの中でも特に特徴的な端末の一つです。携帯電話としての機能とスマートフォンとしての利便性を兼ね備え、過去のモデルから乗り換えるユーザーにも新たな体験を提供することを目指しています。

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