IS17SH

AQUOS PHONE CL IS17SH 概要

AQUOS PHONE CL IS17SH（アクオス フォン シーエル アイエスイチナナエスエイチ）は、シャープが日本市場向けに開発したスマートフォンで、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話から提供されています。このデバイスは、ISシリーズの一環であり、CDMA 1X WIN（後のau 3G）に対応しています。

特徴

この機種は、AQUOS PHONE IS13SHのマイナーチェンジ版として位置付けられています。初期ロットではAndroid OS 4.0が搭載されています。商品名の「CL」は「コンビネーションLCD」を意味し、4.2インチの高解像度QHD液晶と、低消費電力の2.1インチメモリ液晶を組み合わせた「コンビネーション液晶」が特徴です。メモリ液晶部は、メインディスプレイが点灯している間は、ナビゲーションキー（戻る/ホーム/MENU）として機能し、メインディスプレイが消灯している際には現在時刻や着信情報、歩数計データ、LISMOで再生中の曲名など、さまざまな情報を表示することができます。

主な改良点

IS13SHからの主な改良点として、内部メモリーは512MBから1GBに、ROMは4GBから8GBに増加しています。また、L800MHz帯（旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3）エリアへの対応が廃止され、KDDI Eメールを初めとする新機能が追加されています。「エコ技」と呼ばれる省エネ機能も強化され、特に「省エネWi-Fi」モードや「エコバックライトコントロール」モードに対応しました。さらに、防水及び防塵機能も備わっています。

歴史

このデバイスは2012年の夏モデルとして登場し、発売当初はGSMローミングに対応していない唯一のauスマートフォンでした。また、iPhone 5のモデルがLTE対応を開始したため、AQUOS PHONE CL IS17SHは純粋な3G専用スマートフォンとしての役割を担っていました。2012年9月に発売され、2013年6月に販売を終了しました。その後、2022年には3Gサービスが完全に終了し、Wi-Fi利用時を除いて全機能が使用不可になりました。

メールとメッセンジャー機能

AQUOS PHONE CL IS17SHは、2011年夏モデルから対応しているKDDI Eメールアプリを使用しています。このアプリは、@ezweb.ne.jpのメールアドレスを維持しつつ、絵文字の利用も可能です。また、Wi-Fiと3G両方の接続に対応しているため、利便性が高いです。さらに、Gmailアプリは複数アカウントの管理が可能で、リアルタイムプッシュ通知を受け取ることができます。

メッセンジャー機能にも配慮が施されており、Google Talkがプリインストールされています。必要に応じて他のメッセンジャーアプリもインストール可能です。

ブラウザ機能

AQUOS PHONE CL IS17SHには、Google Chrome LiteベースのAndroid標準ブラウザが組み込まれています。Flash Player 10.2がサポートされているため、動画サイトやフラッシュコンテンツをほぼPCと同様に利用することができます。サードパーティ製のブラウザもインストール可能で、使用者は自由に選択できます。

アプリケーションと機能

Android OS標準のGoogle Play Storeに加え、au Marketも利用可能です。プリインストールされているアプリには、mixi for SH、Twitter、Google Maps、YouTube、おサイフケータイ、Facebook、Skype auなどがあります。このように多様なアプリケーションを使い、日常のコミュニケーションやデジタルライフを楽しむことができます。

まとめ

AQUOS PHONE CL IS17SHは、シャープが誇る技術を活かした多機能スマートフォンとして、エコ機能や高性能ディスプレイを備え、ユーザーのニーズに応える優れた製品です。

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