IS13SH

AQUOS PHONE IS13SHの概要

AQUOS PHONE IS13SHは、シャープが国内市場向けに開発したスマートフォンで、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話の製品です。ISシリーズの一端を担い、CDMA 1X WINに対応しています。本機は、IS03の後継機であり、2011年に発表されました。

工場出荷時にはAndroid OS 2.3.5を搭載しており、主に20代から30代の女性ユーザーやスマートフォン初心者をターゲットにしています。IS03と同様に、メイン画面の下にはサブ画面が搭載されており、メイン画面がオフの際には時計を表示し、オンの際にはキー操作の表示が行われます。サブ画面の機能として、時計表示のカスタマイズやメールの着信表示、音楽プレイヤーの楽曲名表示などが実現されています。

特徴的な機能

IS13SHは、auのシャープ製スマートフォンとして初めて防水機能（IPX5/IPX7等級）を備えており、タッチパネルのレスポンス性を向上させる「ダイレクトトラッキングテクノロジー」を採用。さらに、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信機能にも対応しています。

ただし、カメラ機能はIS03の約957万画素から約804万画素にダウングレードされており、3D表示や静止画撮影には非対応です。また、MicroHDMI端子も搭載されていないため、映像出力に制限があります。通信面では、WIN HIGH SPEED（CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A）に対応し、下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsの速度を実現。Wi-Fiによる通信も可能ですが、テザリング機能は非搭載です。

2011年12月の段階で、AQUOS PHONE IS13SHは、au向けのスマートフォンの中で比較的薄型のデザインを採用しており、後継機のAQUOS PHONE IS14SHはL800MHz帯エリアに未対応という状況から、IS13SHがシャープ製のau向けトリプルバンド対応3G端末の最後のモデルとなりました。

沿革

• - 2011年9月26日: KDDIおよびシャープから公式発表
• - 2011年10月27日: 連邦通信委員会を通過
• - 2011年1[[1月18日]]: 全国での一斉発売
• - 2011年12月19日: 最初のソフトウェアアップデートを実施

その後、KDDIオンラインショップでの販売や、地域ごとの販売終了などが続きました。2012年には複数のアップデートが行われ、Eメール機能やブラウザの品質向上などが図られました。特に2012年7月にはWi-Fi接続時の品質向上が実施され、ユーザーの利便性が向上しています。

メールやメッセンジャー機能

このスマートフォンでは、シャープ独自のEメールアプリを使用しており、EZWEBメールが利用可能。複数のGmailアカウントが同時に管理でき、絵文字やデコメールにも対応しています。メッセンジャー機能としては、Google Talkがプリインストールされており、他のメッセンジャーアプリもダウンロードして利用できます。

ブラウザ機能

ブラウザにはAndroid標準のGoogle Chrome Liteが使用されており、Flash Playerにも対応。これにより、YouTubeやニコニコ動画など、多様なサイトが利用可能となっています。

アプリケーションとエコ機能

Google Play Storeを通じてアプリマーケットの利用も可能で、プリインストールされたアプリも多岐にわたります。また、セキュリティ機能としてはグラフィカルウィジェットが搭載されており、プライバシーを確保するための工夫がされています。

このように、AQUOS PHONE IS13SHは特定のユーザー層を意識した設計と多機能なスマートフォンとして、多くの利便性を提供しています。

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