J.C.スルバラン

フアン・カルロス・アントニオ・スルバラン（Juan Carlos Antonio Sulbaran、1989年11月9日 - ）は、オランダ領アンティルのキュラソー島ウィレムスタット出身のプロ野球選手（投手）です。

プロ入り前

2006年、スルバランはアメリカ合衆国のアメリカン・ヘリテッジ高等学校へ野球留学しました。

プロ入り後

2008年のMLBドラフトで、シンシナティ・レッズから30巡目で指名を受け、8月14日に50万ドルで契約を結びプロ入りを果たします。同年、第24回ハーレムベースボールウィークのオランダ領アンティル代表にも選出されました。

2009年3月には、第2回WBCのオランダ代表に選ばれました。シーズンでは、傘下Aのデイトン・ドラゴンズで21試合に先発登板し、5勝5敗、防御率5.24、100奪三振を記録します。

2010年も傘下Aのデイトンでプレーし、16試合（15試合先発）に登板。4勝6敗、防御率4.99、83奪三振を記録しました。

2011年は傘下アドバンスAのベーカーズフィールド・ブレイズでプレーし、26試合に先発登板。9勝6敗、防御率4.60、155奪三振を記録しました。

同年オフには、第39回IBAFワールドカップのオランダ代表に選出され、オランダ代表はヨーロッパの国としては1938年大会のイギリス代表以来73年ぶりの優勝を果たしました。この功績を称えられ、代表24人全員に「サー」の爵位が贈られ、スルバランもその栄誉に浴しました。

2012年は傘下AAのペンサコーラ・ブルーワフーズで開幕を迎え、19試合に先発登板。7勝7敗、防御率4.04、11奪三振を記録しました。

ロイヤルズ傘下時代

2012年7月31日にジョナサン・ブロクストンとのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。

移籍後は傘下AAのノースウエストアーカンソー・ナチュラルズへ異動し、6試合に先発登板。0勝4敗、防御率7.62、24奪三振を記録しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグへ派遣され、サプライズ・サグアロズで1試合に先発登板しています。

2013年は傘下AAのノースウエストアーカンソーで開幕を迎え、25試合（2試合先発）に登板。1勝4敗、防御率6.99、26奪三振を記録しました。その後、傘下アドバンスAのウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、8試合に先発登板。1勝3敗、防御率5.03、29奪三振を記録しました。

2014年も傘下AAのノースウエストアーカンソーでプレーし、25試合（23試合先発）に登板。8勝10敗、防御率3.25、116奪三振を記録しました。

同年オフには、第1回フランス国際野球大会のオランダ代表に選出され、オランダ代表は初代優勝国となりました。大会終了後、第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表が発表されましたが、MLBとの都合上メンバーには選出されませんでした。

2015年オフには、第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手36名に選出され、その後、同大会のオランダ代表選手28名に選出されました。

2016年オフには、日本代表との強化試合のオランダ代表に選出されました。

2017年開幕前には、同年のアメリカ遠征のオランダ代表に選出され、第4回WBCのオランダ代表にも選出。2大会ぶり2度目の選出を果たしました。

代表歴

2008 ハーレムベースボールウィーク オランダ領アンティル代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2011 IBAFワールドカップ オランダ代表
2014年フランス国際野球大会オランダ代表
2015 WBSCプレミア12 オランダ代表
2017 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
2019年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
2019 WBSCプレミア12 オランダ代表
* 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表

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