JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 3

ジャパンラグビーリーグワン2023-24 DIVISION3：激戦と記録更新のシーズン

2023年12月から2024年5月にかけて開催されたジャパンラグビーリーグワン2023-24 DIVISION3は、5チームが参加する熱戦の舞台となりました。今シーズンは、いくつかの重要な変更点と、記録的な出来事が注目を集めました。

新ルールとリーグ編成

今シーズンから、反則による退場は原則として20分間のレッドカードとなりました。この新たなルールは、試合展開に大きな影響を与えたと言えるでしょう。また、2024-25シーズンに向けてリーグ編成が変更され、DIVISION3には3チームが新規参入し、6チームリーグとなることが決定しました。このため、今シーズンのDIVISION3の上位2チームは自動的にDIVISION2へ昇格し、3位チームはDIVISION2の6位チームと入れ替え戦を行うこととなりました。入れ替え戦は、5月17～19日、または5月24～25日のいずれかの週末に2試合行われ、勝敗によってDIVISION2とDIVISION3の所属チームが決まりました。

熱戦の結末：優勝チームと昇格チーム

リーグ戦は、各チームがホストとビジターを入れ替えながら総当たり戦を3回行うという方式で行われました。日野レッドドルフィンズは、圧倒的な強さでシーズンを戦い抜き、第10節にはDIVISION2昇格を、第13節には優勝を確定させました。一方、清水建設江東ブルーシャークスも好成績を収め、第12節にはDIVISION2昇格を決定。最終的に2位でシーズンを終えました。クリタウォーターガッシュ昭島は3位となり、DIVISION2との入替戦に臨みましたが、結果はDIVISION3残留となりました。

記録的入場者数

今シーズンのジャパンラグビーリーグワン全体の総入場者数は、リーグの歴史に新たな1ページを刻みました。4月6日には775,565人を突破し、翌7日には796,928人に達し、過去最高の記録を更新しました。これは、昨シーズンの745,311人、初年度の484,047人を大きく上回る数字です。DIVISION3を含め、リーグ全体の盛り上がりが数字として表れたと言えるでしょう。

各賞受賞者

今シーズンの活躍を称える「NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 アワード」では、DIVISION3にも多くの賞が贈られました。

チーム表彰

DIVISION3 優勝：日野レッドドルフィンズ
DIVISION3 フェアプレーチーム賞：中国電力レッドレグリオンズ

個人表彰

DIVISION3 MVP：コンラッド・バンワイク（清水建設江東ブルーシャークス）
DIVISION3 得点王：コンラッド・バンワイク（清水建設江東ブルーシャークス）
DIVISION3 最多トライゲッター：コンラッド・バンワイク（清水建設江東ブルーシャークス）
DIVISION3 ベストキッカー：ピアーズ・フランシス（クリタウォーターガッシュ昭島）
DIVISION3 ベストタックラー：エドワード・カーク（中国電力レッドレグリオンズ）
DIVISION3 ベストラインブレイカー：金澤徹（清水建設江東ブルーシャークス）
DIVISION3 優秀ヘッドコーチ賞：苑田右二（日野レッドドルフィンズ）
ベストホイッスル賞：古瀬健樹レフリー
DIVISION3 プレーヤー・オブ・ザ・シーズン：コンラッド・バンワイク（清水建設江東ブルーシャークス）
DIVISION3 ゴールデンショルダー：森山皓太（中国電力レッドレグリオンズ）
* 社会貢献賞：日野レッドドルフィンズ

コンラッド・バンワイク選手は、MVP、得点王、最多トライゲッターと3冠を達成する活躍を見せました。

試合中継

J SPORTSがリーグワン全試合の放映権を取得しており、J SPORTSオンデマンドで全試合のライブ配信と見逃し配信を行っています。DIVISION3はカメラ台数が少ないものの、全試合の配信が行われたことは大きな進歩と言えるでしょう。また、リーグワン公式ウェブサイトやアプリでも一部試合の無料ライブ配信が行われました。

まとめ

2023-24シーズンのDIVISION3は、新たなルール導入、リーグ編成変更、記録的な入場者数など、多くの話題に彩られたシーズンとなりました。日野レッドドルフィンズの優勝、清水建設江東ブルーシャークスの躍進など、多くの記憶に残るプレーや出来事が、日本のラグビー界に新たな活気を与えたと言えるでしょう。

もう一度検索