JWP認定無差別級王座

JWP認定無差別級王座

JWP認定無差別級王座（ジェー・ダブリュー・ピーにんていむさべつきゅうおうざ）は、かつてJWP女子プロレスが管理・認定していた、団体の最高峰に位置づけられるシングル王座です。

ベルトの主要部分が金色であることから、「金色のベルト」という通称でもファンに親しまれていました。

歴史

この王座は、1992年12月2日にJWP女子プロレスが開催した大田区体育館大会において、初代王座決定リーグ戦が実施されたことにより誕生しました。この記念すべき初代王座決定リーグを制し、初代JWP認定無差別級王者となったのは、ダイナマイト関西選手でした。当時22歳11ヶ月での戴冠であり、これは本王座における最年少戴冠記録として現在も残っています。

歴史の中で、本王座は他団体のタイトルとの間で複数回の王座統一戦を経験しています。注目すべき試合としては、以下のような対戦が記録されています。

2006年12月24日に後楽園ホールで行われた大会では、当時のJWP認定無差別級王者であった日向あずみ選手と、NWAパシフィック女子王座およびNEO認定シングル王座の二冠を保持していた田村欣子選手による王座統一戦が実現しましたが、この対戦は引き分けに終わりました。

2010年10月10日、東京キネマ倶楽部での大会では、当時の王者、米山香織選手が、TLW世界女子王座とAIW世界女子王座という二つのベルトを持つヘイリー・ヘイトレッド選手と王座統一戦を行いましたが、この試合もまた引き分けという結果になりました。

さらに同年12月23日の後楽園ホール大会では、王者である米山香織選手が、再びNWAパシフィック女子王座とNEO認定シングル王座の二冠王者となっていた田村欣子選手との間で王座統一戦に臨みましたが、この対戦も前回と同様に引き分けで幕を閉じました。

しかし、2011年6月26日に松下IMPホールで行われた大会では、当時のJWP認定無差別級王者であるLeon選手と、TLW世界女子王座およびAIW世界女子王座を保持していたヘイリー・ヘイトレッド選手による王座統一戦が三度実現しました。この試合に勝利したヘイリー・ヘイトレッド選手が、JWP認定無差別級王座を含む三つのベルトを統一するに至りました。

その後、JWP女子プロレスは2017年4月2日をもって活動を停止しました。これに伴い、王座の管理・認定はJWPプロデュースが引き継ぐこととなりましたが、団体の活動停止を受け、本王座は封印されることとなりました。

主な記録

JWP認定無差別級王座の歴史において、特筆すべき主な記録は以下の通りです。

最多戴冠回数: 4回（日向あずみ選手、中島安里紗選手）
最多防衛回数: 10回（米山香織選手）
最多通算防衛回数: 15回（日向あずみ選手）
最年少戴冠記録: 22歳11ヶ月（初代王者 ダイナマイト関西選手）
* 最年長戴冠記録: 46歳9ヶ月（尾崎魔弓選手）

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