ヘイリー・ヘイトレッド

ヘイリー・ヘイトレッド：破壊力抜群の元女子プロレスラー

ヘイリー・ヘイトレッド（Hailey Hatred）は、1983年生まれのアメリカ合衆国出身の元女子プロレスラーです。本名をアンジェラ・リース（Angela Katherine Reece）と言い、その圧倒的なパワーファイトから「女ベイダー」という異名を持ちました。

プロレスラーとしての軌跡

18歳からプロレスのトレーニングを始め、2002年11月にインディアナ州のIWAアリーナでデビュー。デビュー当時はボビー・ヤブロンスキー（Bobbi Jablonski）というリングネームでした。

インディー団体での活躍

AIWを主戦場とし、デスマッチや男子との対戦も厭わず、数々の王座を獲得。2004年6月にはTLW世界女子王座を初めて獲得しました。

日本での活躍

2007年5月に日本のMAKEHENで初来日し、紫雷イオからフォールを奪うという衝撃的なデビューを飾りました。その後、JWPを始め、プロレスリングWAVEなど、様々な団体に参戦。その強さと個性が日本のファンを魅了しました。

2008年3月にはTLW世界女子選手権試合で紫雷イオを破り王座を獲得。同年からはメキシコも主戦場とし、LLFを中心にマスクウーマン「ダーク・ユニコーン（Dark Unicorn）」としても活躍しました。

2010年7月にはNEO名古屋大会で羽沙羅（現：奥田朱理）に勝利し、この試合を機に日本に定着。

2011年にはJWPシングルトーナメント「J-1グランプリ2011」で優勝し、外国人として初めてJWP王座を獲得。三冠王座としてJWPで防衛戦を行った後、アメリカに帰国しました。その後もSHIMMERやAIWに参戦し、海外でもその実力を発揮しました。

さらなる飛躍

2012年以降も、REINAやアイスリボン、スターダムなど、日本の様々な団体に参戦。木村響子率いる「木村モンスター軍」の一員としても活躍しました。また、我闘雲舞やWNC、ディアナなど、インディー団体にも積極的に参戦し、日本の女子プロレス界を盛り上げました。

2013年8月を最後にプロレスの試合から遠ざかっています。

得意技

ディーバ・キラー（フィッシャーマンズ・バスター）
ライガー・ボム
デスバレーボム
各種打撃技、投げ技

獲得タイトル

TLW世界女子王座
TLW世界女子タッグ王座
IWAミッドサウス女子王座
AIW世界女子王座
AIWハイブリッドファイティング王座
WSUタッグ王座
JWP認定無差別級王座
JWP認定タッグ王座
デイリースポーツ認定女子タッグ王座
トライアングルリボン王座
インターナショナルリボンタッグ王座
REINA世界タッグ王座
* ゴッデス・オブ・スターダム王座

人物像

日本のプロレスを愛し、特に全日本女子プロレスのビデオを熱心に鑑賞していたそうです。目標とするレスラーは川田利明とクリス・ベノワ。総合格闘技にも興味を持ち、パンクラス道場にも通っていました。

ヘイリー・ヘイトレッドは、その強烈なファイトスタイルと個性的なキャラクターで、日本の女子プロレス界に大きな足跡を残しました。

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