J (ミュージシャン)

J (ジェイ) - 音楽の情熱を燃やすカリスマ

J、本名小野瀬潤は、1970年8月12日生まれの日本のシンガーソングライターであり、ロックバンドLUNA SEAのベーシストとして広く知られています。身長180cm、AB型の彼は、神奈川県立大秦野高等学校を卒業しており、既婚者です。LUNA SEAでの活動と並行して、ソロアーティストとしても独自の音楽世界を追求し続けています。

LUNA SEAのベーシストとして

中学時代にINORANと出会い、音楽活動を始めたJは、高校時代にLUNACY（後のLUNA SEA）を結成しました。1989年に現メンバーでの活動を開始し、翌年にはLUNA SEAへとバンド名を変更。1992年にアルバム『IMAGE』でメジャーデビューを果たしました。

バンドは1997年に活動を休止しましたが、1998年に再開。2000年に終幕を迎えましたが、2007年には一夜限りのライブを行い、2010年に活動を再開しました。LUNA SEAは、日本のロックシーンを代表するバンドとして、その音楽性とパフォーマンスで多くのファンを魅了し続けています。

ソロアーティストとしての活躍

1997年のLUNA SEA活動休止期間中にソロ作品を発表し、2001年からは本格的にソロ活動を開始しました。歌手Youjeenのデビューアルバム『THE DOLL』をプロデュースするなど、その才能は多岐にわたります。

2003年には自身初の日本武道館ライブを成功させ、2005年には所属レーベルをblowgrowに移籍。2022年3月には、ソロ活動25周年を記念して、初期のアルバムやシングルがサブスクリプションサービスで解禁されました。ソロ活動では、ベースだけでなくボーカルやギターも披露し、自身の音楽性を深く追求しています。

多彩な音楽活動

Jは、LUNA SEAの活動以外にも、様々な音楽プロジェクトに参加しています。アナーキーの仲野茂、藤沼伸一らとGaZaを結成し、hideが参加したzilch、hide、INORANとのユニットMxAxSxS、中村獅童らとの西麻布アウトサイダーズ、仲野茂、今井寿らとの高樹町ミサイルズなど、ジャンルを超えたコラボレーションを行っています。

また、2010年には、Jack Daniel'sの企画で「MISS DIZZY」を作詞・作曲するなど、その音楽的な幅広さを示しています。

音楽と情熱

Jは、音楽への深い愛情と情熱を持ち、常に新たな挑戦を続けています。右腕や腰などにタトゥーを施しており、その中の一つはhideとお揃いで彫ったものです。hideを実の兄のように慕っていたと語っています。

クロムハーツやガボールを愛用し、アメ車やハーレーを好むなど、ロックなライフスタイルも彼の魅力の一つです。10代の頃にはAIONのローディーを経験し、姉の影響でベースを始めたと語っています。また、大のサッカーファンであり、浦和レッズのサポーターとしても知られています。

ベーシストとしての特徴

ベーシストとしてのJは、ピック弾きを基本としますが、指弾きも使いこなし、シンプルながらも耳に残る重厚な低音が特徴です。LUNA SEA結成初期から2019年までESPとエンドースメント契約を結び、自身のモデルであるJ-TVBシリーズは「世界で最も売れたアーティストモデルベース」として知られています。2019年からはフェンダーと契約しています。

苦難と再起

LUNA SEAのアルバム『EDEN』のレコーディング中には、自身の音楽観と「売れる音楽」とのギャップに苦しみ、ノイローゼになった経験も持っています。その結果、スケジュールを全てキャンセルし、心療内科への通院や旅に出るなど、自己を見つめ直す時間を過ごしました。その経験から生まれた「ROSIER」は、彼にとっての「遺書」であると語っています。

ソロ活動では年間2本以上の全国ツアーを行い、ライブパフォーマンスにも力を入れています。

その他のエピソード

少年時代には「悪ガキ」としての一面も持ち、小学生の頃には民家に放火した過去も持っています。また、渋谷でケンカをして足の指を骨折したことがきっかけで、車椅子でライブに登場するパフォーマンスを行ったこともあります。

LUNA SEAの10周年記念ライブでは、突風でステージセットが倒壊するアクシデントが発生しましたが、Jはライブの強行を求め、予定通りライブを開催しました。彼の強い意志と、音楽への情熱が感じられるエピソードです。

ライブハウスSHIBUYA-AXでは、最多出演記録を持つアーティストであり、多くのファンに愛されています。

ディスコグラフィー

Jは、数多くのシングル、オリジナルアルバム、ベストアルバム、ライブアルバム、映像作品、参加作品をリリースしています。また、インタビュー本も出版しています。

使用ベース

LUNA SEA時代から現在に至るまで、様々なモデルのベースを使用しています。特にESPのJ-TVBシリーズは彼の代名詞とも言える存在です。また、Fender Precision BassやヴィンテージのJazz Bassなど、レコーディングでは多様なベースを使用しています。

主なライブ

Jは、ソロ活動においても数多くのワンマンライブや主催イベントを開催しています。また、様々なイベントにも出演しており、そのライブパフォーマンスは多くのファンを魅了しています。

ラジオ

bayfm78で「MOZAIKU NIGHT～FRIDAY EDITION」のレギュラーパーソナリティも務め、音楽に対する熱い思いを発信しています。

まとめ

Jは、LUNA SEAのベーシストとしての顔を持つ一方で、ソロアーティストとしても独自の音楽世界を追求し続ける、類まれなる才能を持ったミュージシャンです。彼の音楽に対する情熱、その多岐にわたる活動は、多くのファンに影響を与え続けています。

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