KBCニュースプラザ

KBCニュースプラザ

『KBCニュースプラザ』は、九州朝日放送（KBCテレビ）によって、1978年4月10日から1989年3月31日まで放送されていた福岡県向けのローカルワイドニュース番組です。この番組は平日の夕方に放送され、「KBC6ニュースプラザ」や「ニュースプラザKBC」といった名称でも知られています。

番組の背景と特徴

九州地方におけるローカルワイドニュースの歴史は、1975年にスタートしたRKBテレビの『RKBニュースワイド』や、1976年から1982年まで福岡放送が放送していた『FBSニュースリポート』に端を発します。『KBCニュースプラザ』は、こうした先行する番組の影響を受けて、1978年に放送を開始。最初は主婦を意識した内容で構成されていましたが、キャスターが荒木貢に交代すると、報道の強調がなされるようになりました。

放送時間は、月曜日から金曜日までの18:00から18:25まででしたが、後には18:30まで延長され、視聴者により多くの情報を提供できるよう工夫されました。さらに、1985年4月から1987年までの間には、テレビ朝日の全国ニュース『ANNニュースレーダー』も内包し、番組は45分に拡大。1987年からは50分に延長され、18:20からは福岡のニュースが開始されるなど、徐々にその枠組みが進化していきました。

1987年10月19日には30分番組に戻り、全国ニュースは『ニュースシャトル ANN』として分離して放送されることとなります。このように、番組はその時々の視聴者ニーズに応じて形を変えていきました。また、土曜日には『KBC土曜ニュースプラザ』として、『ANNニュースレーダー』に続く形で放送されていました。

終了と後継番組

『KBCニュースプラザ』は、11年間にわたり地域への情報提供に努めたものの、1989年の春の改編を機に放送を終了しました。その後を受けて『KBCニュース ハーツトゥハーツ』という後継番組がスタートし、放送内容はさらに進化していくことになります。

主な出演者

この番組では、様々なキャスターやアシスタントが活躍しました。主なキャスターには壱岐一郎や荒木貢、横野英雄、松井伸一が挙げられます。松井伸一はアナウンサーであり、他のキャスターは報道部の記者やニュースデスクとして出演していました。アシスタントには尾上真智子、久村洋子、上野敏子、吉永千文が名を連ね、多彩なメンバーで番組を支えていました。

『KBCニュースプラザ』は、福岡県民にとって身近なニュースの窓口として、多くの視聴者に愛された番組でした。その伝統は後に続く番組にもしっかりと受け継がれています。

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