KCA・アクロスプラザ大分駅南

KCA・アクロスプラザ大分駅南：大分駅南口の複合商業施設

大分県大分市東大道に位置するKCA・アクロスプラザ大分駅南は、2016年10月28日に開業した複合商業施設です。大分駅の上野の森口側にあり、利便性の高い立地が特徴です。

施設概要

鉄骨構造の3階建て商業棟と4階建ての立体駐車場棟から構成されています。商業棟の1階と2階には多様なテナントが入居し、3階は駐車場として利用可能です。延べ床面積は広く、5,757平方メートルに及ぶ売場面積と、238台収容可能な駐車場を備えています。片倉コープアグリが事業主となり、大和ハウスリアルティマネジメントが運営、大和ハウス工業が施工を担当しました。

核店舗として、大分県初出店の食品スーパー「フードウェイ」が1階に、家電量販店の「ベスト電器」が2階にそれぞれ出店しています。その他にも、ドラッグストア、飲食店、ファッション、サービス業など、多様なジャンルの13店舗がテナントとして入居しており、地域住民の生活を支える多様なショッピングニーズに対応しています。

なお、同じ「アクロス」の名を持つ「あけのアクロスタウン」（トキハインダストリー運営）とは、全く別の施設です。

開発の経緯

事業主である片倉コープアグリは、1920年（大正9年）に大分市で設立された歴史ある企業です。かつてこの敷地に大分工場がありましたが、1967年（昭和42年）に閉鎖されました。その後、長らく再開発は進んでいませんでしたが、1996年（平成8年）から始まった大分駅の高架化事業（大分駅付近連続立体交差事業）と、並行して進められた大分駅南土地区画整理事業によって、この土地の再開発が実現しました。再開発にあたっては、事前調査で土壌汚染が確認され、その除去対策工事が行われた上で、現在の商業施設が建設されました。

テナント一覧

この施設には、地域住民にとって便利な様々な店舗が出店しています。主なテナントは以下の通りです。

1階

フードウェイ (食品スーパー)
マツモトキヨシ (ドラッグストア)
漁港直送 目利きの銀次 (海鮮料理)
湯布院朝霧しゃも はねのいろ (飲食店)
スタジオアリス (写真スタジオ)
キューティートップス - ジェラート店 (ジェラート)
フロレスタ (焼き菓子)
美容ピュア (美容室)
トヨタレンタリース大分 (レンタカー)

2階

ベスト電器 (家電量販店)
セリア (100円ショップ)
メディカルモール (医療モール)
石田消化器IBDクリニック (クリニック)
そうごう薬局 (薬局)
* ポーラ ザ ビューティー (化粧品)

合計13店舗が、この商業施設に集積しています。

まとめ

KCA・アクロスプラザ大分駅南は、駅近の好立地と充実したテナント構成を活かし、地域住民の生活に密着した商業施設として、大分市の発展に貢献しています。再開発によって生まれ変わったこの施設は、単なるショッピングスポットとしてだけでなく、地域社会の活性化にも寄与する重要な役割を担っています。

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