KCVコミュニケーションズ

KCVコミュニケーションズ

KCVコミュニケーションズ（KCV）は、大分県日田市に本社を構えるケーブルテレビ局です。地域に密着した情報発信を主な事業とし、地域住民の生活に欠かせない存在となっています。

概要

KCVコミュニケーションズは、単なるケーブルテレビ放送にとどまらず、インターネット接続サービス「b-net」も提供しています。これにより、地域住民は高速インターネット回線を利用でき、情報収集やコミュニケーションの幅を広げることが可能です。

歴史

KCVコミュニケーションズは、1982年に九州有線放送株式会社として設立されました。以下に、その後の主な歩みをまとめます。

1982年6月24日：九州有線放送株式会社設立
1982年10月31日：放送開始
1988年12月：第三セクターへ移行
2001年4月1日：新社屋へ移転、社名をKCVコミュニケーションズへ変更
2001年9月：第1種電気通信事業者の許可を取得
2006年2月：BS、CSデジタル放送を開始
2006年12月1日：大分県における地上デジタル放送の再送信を開始
2007年4月5日：福岡県における地上デジタル放送（民放のみ）の再送信を開始
2022年4月1日：日田市から日田市情報センター（水郷テレビ）の運営を引き継ぎ

サービスエリア

大分県日田市が主なサービスエリアです。旧市内以外の地域では、市が整備したケーブル網（旧水郷テレビ）を通じて配信されています。

主な放送チャンネル

地上波系列の再送信局をはじめ、多岐にわたるチャンネルを提供しています。デジタル放送はi-HITSを使用。

地上デジタル放送：地域設定を大分県にした場合のリモコンキーIDに対応
BSデジタル放送
ケーブルテレビ独自のチャンネル

※斜体のチャンネルは有料チャンネルです。

設備

KCVコミュニケーションズ局内には、パナソニック製のDVCPROシステムが導入されています。ENGカメラを使用し、生放送なども行っています。インターネット接続システムは、一般向けと日田市内の小中学校向けにそれぞれ構築されています。

不祥事

2013年11月12日、KCVコミュニティチャンネルにおいて、本来放送されるべきアニメ番組の代わりにアダルト番組が誤って放送されるという事故が発生しました。回線メンテナンス工事の際にチューナーの設定が変更されたことが原因とされています。事故後、KCV社員が速やかに文字放送に切り替えましたが、約11500世帯で視聴可能な状態でした。幸い、視聴者からの苦情等は寄せられませんでした。

関連項目

ケーブルテレビ局の一覧
区域外再放送
セットトップボックス
ケーブルテレビ向けCS放送
デジタルチューナー
ホームターミナル
ケーブルテレビ
日本ケーブルラボ
日本ケーブルテレビ連盟
デジタルCATV実験協議会
日本ケーブルキャスセンター
日本CATV技術協会
大分県デジタルネットワークセンター

外部リンク

KCVコミュニケーションズ

もう一度検索