KEIRINグランプリ'88

KEIRINグランプリ'88

KEIRINグランプリ'88は、1988年12月30日に立川競輪場で開催されたKEIRINグランプリです。優勝賞金は1700万円でした。

大会概要

当初、この年のKEIRINグランプリは甲子園競輪場での開催が決定していました。しかし、夏頃に開催返上の申し入れがあり、代替地として立川競輪場が選ばれました。

翌年のKEIRINグランプリ'89は中止となりましたが、実はこのKEIRINグランプリ'88も開催中止の危機に瀕していました。選手会と日本自転車振興会（以下、日自振。現在のJKA）との間で、選手数や競輪学校の入学者数に関する意見の対立が起こり、選手会側が、要求が受け入れられなければグランプリでの誘導員斡旋を拒否するという強硬な姿勢を示したためです。

最終的に、開催当日の朝6時に日自振が選手会の要求の一部を受け入れることで合意し、開催中止は直前で回避されました。選手会の要求は以下の通りでした。

1. 競輪選手の適正数を4150人とする。
2. KPK以降の3層9班制を早期に見直す。
3. 競輪学校への年間入学者数を150人とする。

特に、（3）については、日自振は「新陳代謝による活性化」を狙い年間200人の入学者を考えていましたが、選手会は「現役選手の大量リストラに繋がる」と反対していました。

競走内容

当日のレースでは、恩田繁雄さんが誘導員を務めました。レースの詳細な内容については、記録が残っていません。

競走結果

レースの結果に関する詳細な情報は、現在のところ確認できていません。

配当金額

配当金額についての詳細な情報は、現在のところ確認できていません。

エピソード

当レースの売上は、57億7382万9600円と、目標の45億円を大幅に上回る記録となりました。レース終了後の年間賞金獲得ランキングでは、1位が滝澤正光選手、2位が井上茂徳選手、3位が中野浩一選手となり、いずれも年間獲得賞金額が1億円を突破しました。年間で3人も1億円突破者が出たのは、競輪史上初の出来事でした。

また、出場選手の一人である佐古雅俊選手は、その後現役最年長選手となり、還暦を過ぎてもなお現役を続け、2023年6月まで63歳で現役を続けたという記録を持っています。

関連項目

KEIRINグランプリ

外部リンク

立川競輪場の公式サイトでご確認ください。立川競輪場で開催されたレースのみ、過去のKEIRINグランプリの動画が配信されています。'>立川競輪WebサイトのKEIRINグランプリ優勝者一覧



この大会は、開催危機を乗り越え、売上、賞金獲得額で記録的な数字を残した、記憶に残る大会となりました。

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