2019年12月30日、
立川競輪場で開催された
KEIRINグランプリ2019は、35回目の開催となる記念すべき大会でした。このレースには、賞金ランキング上位の選手たちが集結し、激しい戦いを繰り広げました。
大会概要
開催日: 2019年12月30日
開催場所:
立川競輪場
優勝賞金: 1億340万円(副賞含む)
出場選手
出場選手は、2019年11月24日の第61回朝日新聞社杯競輪祭決勝戦終了後に決定しました。賞金獲得ランキングに基づいて選出され、車番は12月3日に発表されました。選手たちは、12月17日に京王プラザホテルで開催された「KEIRINグランプリ2019前夜祭」に出席し、レースへの意気込みを語りました。
レース結果
競走成績
レースは12月30日に行われました。最終周回、佐藤慎太郎選手が、脇本雄太選手と新田祐大選手の間を直線で突き抜け、見事1着でゴールしました。この勝利で、佐藤選手は令和初のグランプリチャンピオンに輝きました。
優勝: 佐藤慎太郎
佐藤選手の年齢は43歳1ヶ月23日で、これは
KEIRINグランプリ史上2番目の年長記録となります。40代でのグランプリ制覇は史上4人目ですが、初制覇としては最年長記録となりました。
配当金額
配当金は以下の通りでした。
複式
単式
詳細な配当金額については、公式記録をご確認ください。
レース概要
レースは、佐藤選手の卓越した戦略と、持ち前の脚力が最大限に発揮された展開となりました。最終直線での追い込みは、観客を大いに沸かせました。ベテランの意地を見せつけた佐藤選手の勝利は、多くの競輪ファンに感動を与えました。
大会のエピソード
立川競輪場でのグランプリ開催は、村上義弘選手が優勝した2016年以来、3年ぶりでした。
2019年5月31日から導入された新ルールが適用されてから、初のグランプリとなりました。
地上波中継は日本テレビ系列で「坂上忍の勝たせてあげたいTV KEIRINグランプリ2019」として放送され、解説は加藤慎平氏、実況は筒井大輔氏が担当しました。また、前日に開催されたオッズパーク杯ガールズグランプリ2019もBS日テレで中継されました。
当日の入場者数は12,157人で、これは第1回から数えてワースト2位の記録となりました。
グランプリの売上は52億1579万6700円と微増、シリーズ3日間の総売上は119億0287万3200円となり、目標額には届かなかったものの、前年比5.5%増となりました。
落車や失格が発生しなかったのは、
KEIRINグランプリ2015以来のことでした。
5着が2名となる同着は、KEIRINグランプリ2010以来でした。
2車単はグランプリ史上最高を更新し、3連単はグランプリ史上2番目の好配当となりました。
まとめ
KEIRINグランプリ2019は、佐藤慎太郎選手の劇的な勝利で幕を閉じました。ベテラン選手の活躍やレースの展開、様々なエピソードが、この大会をさらに記憶に残るものにしました。レースの売上や配当、来場者数など、さまざまなデータも興味深いものでした。多くのファンにとって、忘れられないグランプリとなったことでしょう。
脚注
KEIRIN.JP 特設サイト
立川競輪場 特設サイト
日刊スポーツ 特設サイト
KEIRINグランプリ(S1G) (PDF)