佐藤慎太郎

プロフィール

佐藤慎太郎（さとう しんたろう）は、1976年11月7日生まれ、福島県東白川郡塙町出身の競輪選手です。日本競輪学校（現：日本[[競輪選手養成所]]）第78期卒業で、日本[[競輪選手会]]福島支部に所属しています。選手登録番号は13162、師匠は添田広福氏です。ホームバンクは泉崎国際サイクルスタジアム。

経歴

小学生時代はソフトボール、中学時代は野球に打ち込み、学校法人石川高等学校を経て競輪学校に入学しました。初出走は1996年8月14日のいわき平競輪場で、同レースで初勝利を飾りました。デビュー当初は先行選手として活躍していましたが、後に追込戦法に転向。その卓越した差し脚で頭角を現し、2003年の読売新聞社杯全日本選抜競輪での優勝を皮切りに、トップクラスの選手としてその名を轟かせました。2004年には共同通信社杯競輪、2005年にはふるさとダービーを制覇しています。

KEIRINグランプリには、2003年から2006年まで4年連続、2019年から2023年まで5年連続で出場しており、通算出場回数は9回に及びます。GI・GP決勝進出回数は42回を数えます。2000年代後半は落車による大怪我でスランプに苦しみましたが、2010年の地元開催オールスター競輪で2着に入り、年間獲得賞金上位となったことから2011年度のS級S班に選出されました。

2019年にはGI決勝で2度の2着入賞を果たすなど、賞金ランキング5位となり、13年ぶりにKEIRINグランプリ出場を果たしました。さらに、自身9年ぶり2度目となるS級S班入りも決定。そして、立川競輪場で行われたKEIRINグランプリ2019では、新田祐大選手の番手から鮮やかな直線強襲を決め、悲願の初優勝を飾りました。43歳1ヶ月での優勝は、山口幸二氏に次ぐ歴代2位の高齢優勝記録となりました。

その後も活躍は続き、2020年のKEIRINグランプリでは3着入賞。2021年から2023年にかけては、日本選手権競輪で3年連続3着以内に入るなど、常にトップクラスの成績を維持しています。2023年には、日本選手権競輪の3着のほか、高松宮記念杯競輪、寛仁親王牌競輪で2着に入り、KEIRINグランプリ2023にも出場しました。

主な獲得タイトル

2003年：読売新聞社杯全日本選抜競輪（高知競輪場）
2019年：KEIRINグランプリ2019（立川競輪場）

競走スタイル

佐藤選手の競走スタイルは、徹底した追い込み型です。その卓越した差し脚は勿論のこと、位置取りの巧さも持ち合わせています。また、失格が非常に少ない選手としても知られています。
2004年には全てのGIで決勝戦進出を果たすなど、安定した実力を誇ります。北日本地区の先行選手が豊富なことも、佐藤選手にとっては好材料となり、ビッグレースでの上位入着を重ねる要因となっています。

エピソード

2007年から2008年にかけて放送された競輪CM『9ways』に9番車「鳶」役で出演していました。
同じ福島支部に同姓同名の選手（83期）が所属しており、区別のために「佐藤愼太郎」と表記されることがあります。
2016年12月23日、通算取得賞金10億円を突破しました。
4人兄弟姉妹の長男として誕生しました。
競艇選手の桐生順平選手は義理の弟にあたります。
東日本大震災後、練習拠点を沖縄に移し、ガールズケイリン選手比嘉真梨代選手の競輪学校入りを後押ししました。
阪神タイガースの熱烈なファンであり、ユニフォームを模したウェアを着用しています。また、ユニフォームにはデイリースポーツの広告を掲載しています。
SNSでの決め台詞は「ガハハ！」で、ファンからは「ガハハさん」と呼ばれています。
「キング佐藤慎太郎」の愛称でも親しまれており、「限界？気のせいだよ！」が名台詞です。

関連人物

伏見俊昭
山崎芳仁（弟弟子）
岡部芳幸

外部リンク

選手プロフィール - KEIRIN.JP
佐藤慎太郎 オフィシャルサイト
佐藤慎太郎 (@KEIRIN_SHINTARO) - X（旧Twitter）
佐藤慎太郎 (@shintaro.sato.9674) - Instagram

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