MBS京都プロジェクト

毎日放送（MBS）が手掛ける「MBS京都プロジェクト」とは、京都府に古くから伝わる伝統文化や美術に焦点を当て、同局が企画、制作、放送、そして開催した様々な番組やイベントなどを包括的に指し示す名称です。

MBS京都の日

本プロジェクトの活動の一つとして、毎年11月23日を「MBS京都の日」と独自に定め、この日に合わせた特別番組を編成・放送しています。この取り組みを通じて、特定の日を設けて集中的に京都の魅力を発信しようとする姿勢が見られます。

主な関連番組

MBS京都プロジェクトに関連して放送された、あるいは京都を主要なテーマとした番組は複数存在します。例えば、食の真髄に迫る特別番組『真実の料理人』では京都に特化した内容が放送されたことがあります。また、長寿情報番組であった『ちちんぷいぷい』では、番組の一部として京都からの生中継や特集企画が度々実施されました。さらに、『水野真紀の魔法のレストラン』でも京都を舞台にした特集回が組まれるなど、様々なジャンルの番組で京都が取り上げられました。加えて、京都の美しい文化遺産に光を当てる『美の京都遺産』のような番組も、プロジェクトの精神を体現するものと言えるでしょう。

2007年春の大型企画

特に大規模な取り組みとして、2007年春には「MBS京都スペシャル」と題した集中編成が実施されました。2007年5月19日（土曜日）には、午前9時25分（実質的には11時58分から）から午後5時30分までの長時間にわたり、京都をテーマにした複数の特別番組が連続して放送されました。

このスペシャル編成の主な内容は以下の通りです。

せやねん! 京都秘（まるひ）の美SP 雅＆角のブラブラどこいこ!? (11:58 - 13:54)

人気番組『せやねん!』のメイン司会者であるトミーズ雅氏と、『ちちんぷいぷい』のメイン司会者であった角淳一氏がタッグを組み、「京都の美」を探求しながら街を巡る企画でした。番組では、旅の途中で「スタア祇園の隠れ家」や「京大生100人が教える！劇うまラーメンキング」といった、京都の隠れた名所やグルメに関する情報がVTR形式で紹介されました。この企画には、里見浩太朗氏、未知やすえ氏、MBSアナウンサーの松井愛氏、チュートリアル、ロザン、千鳥といった豪華な顔ぶれが出演しました。

よしもと新喜劇京都スペシャル (13:54 - 14:54)

人気のお笑い演劇『よしもと新喜劇』も京都をテーマにした特別公演を披露しました。

クイズ！京都No.1決定戦 (14:54 - 17:00)

このクイズ番組は、人気シリーズ『クイズなんでもNo.1決定戦』から派生した『クイズ！大阪No.1決定戦』の京都版として企画されました。古都・京都ならではの事柄に関するクイズが、なんと全100題も出題され、知識を競い合いました。この番組には、トミーズ、MBSアナウンサーの上泉雄一氏、北川弘美氏、ブラックマヨネーズ、レイザーラモンHGといった面々が出演しました。

暮らしカルマガジンみかさつかさ京都特集 (17:00 - 17:30)

ライフスタイル情報番組『暮らしカルマガジンみかさつかさ』でも、この日は京都に焦点を当てた特集が組まれました。

これらの特別番組が連続して放送される間には、MBS専属パーソナリティの野村啓司氏とMBSアナウンサーの西村麻子氏が京都からの生中継を担当し、現地の様子や雰囲気を伝えました。

また、このスペシャル編成に先立ち、同年5月14日から5月18日までの期間には、『ちちんぷいぷい』番組内で展開されていた人気企画「ぷいぷい物産いっぺんぜひ！」においても、京都の物産やグルメに特化した特集が組まれ、京都ウィークのような形でプロジェクトを盛り上げました。

インターネット展開

MBS京都プロジェクトの一環として、毎日放送の公式サイト内には特設ページ「京都見聞録」が設けられていました。このページでは、プロジェクトに関連する特別番組の情報や、京都に関する様々な情報、さらには関連コラムなどが掲載され、インターネットを通じても京都の魅力やプロジェクトの活動内容が発信されていました。

このように、MBS京都プロジェクトは、テレビ番組を中心に、イベント開催（具体的なイベント名はinputに記載なし）、インターネット展開などを通じて、古都・京都の豊かな文化や伝統を多角的に紹介し、その魅力を広く伝えることを目的としたMBS独自の取り組みの総称でした。

外部リンク

京都情報とコラム〜MBS京都見聞録 - ウェイバックマシン（2018年10月24日アーカイブ分）

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