MOTOROLA XOOM

Motorola Xoomは、モトローラ・モビリティによって開発されたAndroidタブレット端末です。2011年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで発表され、同年2月にアメリカで3G版が発売されました。同時にWi-Fi専用モデルも発表され、3月には発売されました。ヨーロッパでは、改良版のMotorola Xyboardが11月に発売されています。

概要

Motorola Xoomは、Android 3.0を最初に搭載した端末として知られています。一部モデルにはAndroid 3.1が搭載されました。720pの動画再生に対応し、前面には200万画素のカメラが搭載されており、720pでのビデオ通話が可能です。背面には500万画素のカメラを搭載しています。ディスプレイには、コーニング社のゴリラガラスが採用され、10.1インチ、1280x720ピクセルのワイドディスプレイとなっています。CPUは3Dグラフィックアクセラレータに対応しており、HDMI接続も可能です。

ソフトウェア

Motorola Xoomは、Googleによって設計されたタブレットでもあり、Android 3.0を搭載した初めての端末です。3G版とWi-Fi版の両方で、タブレットに最適化されたAndroidのインターフェースが採用されました。Android 3.2へのアップデートでは、BumpTopの技術を使い3Dデスクトップをサポートしました。このアップデートでは、タスク管理の改善、通知システムの改良、Googleマップの3D表示、ブラウザのタブ機能追加、フォームの自動入力、ブックマークの同期など、多数の機能が追加されました。

その後も、Android 4.0.3、4.1へのアップデートが提供されました。しかし、公式にはAndroid 4.1をもってアップデートの提供は終了しています。サードパーティ製のカスタムROMであるCyanogenModは、Motorola Xoom向けに安定版としてAndroid 4.1.2を、開発版として4.2.2を提供しており、有志による4.4.2も存在します。

周辺機器

Motorola Xoomは、充電スタンドであるドッキングステーションに対応しており、本体を立てかけたまま動画再生などが可能です。Bluetoothキーボードもサポートされています。当初はMicroSDカードが使用できませんでしたが、Android 3.2へのアップデートで有効になりました。

関連項目

• - モトローラ・モビリティ
• - TBi11M - Motorola Xoomの日本au向けローカライズモデル。

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