Mt.グランビュースキー場

Mt.グランビュースキー場

Mt.グランビュースキー場（まうんとぐらんびゅースキーじょう）は、新潟県南魚沼市宮野下に位置していたスキー場です。かつてはウィンタースポーツ愛好者に親しまれていましたが、残念ながら2023年-2024年シーズン以降、営業を休止しています。

概要

このスキー場は、訪れる人々にどこか懐かしい昭和の時代を思わせるレトロな雰囲気が魅力でした。ゲレンデからは、越後三山の一つである雄大な巻機山や、信仰の山として知られる八海山といった新潟県南部の美しい山々を望むことができ、滑走の合間に素晴らしい景色を楽しむことができました。

かつて営業を行っていた時期は、主に週末や休日を中心にオープンしており、具体的にはシーズン中の土曜日、日曜日、祝日、そして年末年始に営業していました。平日は一般営業を行わず、貸切利用のみを受け付けていたという特徴があります。

Mt.グランビュースキー場は、モーグル競技に特化した常設バーンが整備されていたことでも知られています。また、スノーボード愛好者にとっては嬉しいことに、シーズンを通してゲレンデの全面滑走が可能でした。ナイター照明設備も設置されていましたが、近年は夜間の営業は行われていませんでした。

スキー場に設置されていたリフトは、全て一人乗りのシングルリフトでした。これは近年の大型スキー場では珍しい形態であり、その点もレトロな雰囲気を一層引き立てていました。

山麓には広々とした駐車場があり、宮野下線リフト乗り場の近くに位置していました。約320台の車両を収容できる規模で、利用者であればいつでも無料で利用できました。駐車場には、利用者の利便性を考え、トイレや更衣室といった設備も併設されていました。

沿革

Mt.グランビュースキー場の近年における動きとしては、2018年（平成30年）12月19日に公式ウェブサイトがリニューアルされ、オンラインでの情報発信が強化されました。

そして、2023年（令和5年）3月26日をもって、2022年-2023シーズンの営業を終了しました。この日が、現在の営業休止に至る前の最後の営業日となりました。以降、ゲレンデは静寂に包まれています。

アクセス

スキー場へのアクセスは、以下の方法がありました。

公共交通機関

JR上越線の石打駅からは、車を利用しておよそ10分程度でした。
JR上越新幹線の越後湯沢駅からは、南越後観光バスを利用し、さらに車で約20分程度の場所に位置していました。

駅からの直通送迎バスは運行されていなかったため、公式サイトではタクシーの利用が推奨されていました。

車

車で訪れる場合は、関越自動車道の塩沢石打インターチェンジからおよそ3キロメートルという比較的短い距離でした。ICからのアクセスが容易であることも、かつての利用にとっては魅力の一つでした。

現在、Mt.グランビュースキー場は営業休止中であり、ゲレンデに活気が戻る日を待つ状況となっています。かつての賑わいはありませんが、周囲の山々は変わらず美しい姿を見せています。

もう一度検索