NEW STANDARD (携帯電話)

NEW STANDARD（ニュー・スタンダード）は、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開していた携帯電話シリーズの名称です。このシリーズは、2009年度に限定して展開されました。

このシリーズの特徴として、機種名がCDMA 1Xシリーズや法人向け端末、ISシリーズ（SIRIUS α IS06まで）と同様に、連番制で付けられていた点が挙げられます。これは、auの機種ラインナップにおける、一定の規則性を示すものでした。

しかし、シリーズ発足からわずか2か月後、KDDIはiidaブランド（現在のiidaプロダクト）を新たに立ち上げました。このiidaブランドの登場により、NEW STANDARDシリーズは事実上の発展的解消という扱いになりました。そのため、NEW STANDARDシリーズは、2009年度のみの展開という短い期間で終了しました。

この背景には、KDDIが多様な顧客ニーズに応えるため、デザインやコンセプトに特化したブランド戦略を強化したという側面があります。iidaブランドは、デザイン性を重視した製品を打ち出すことで、より幅広い層のユーザーを取り込む狙いがありました。

NEW STANDARDシリーズは、auの携帯電話ラインナップにおいて、一時的ながらも重要な役割を果たしました。連番制の機種名など、その後のauの携帯電話展開にも影響を与えた要素も存在します。短い期間での終了となりましたが、その存在はauのブランド戦略における過渡期を象徴するものであり、iidaブランド登場への布石となりました。

関連情報として、iidaブランドや、au design projectも、KDDIのブランド戦略における重要な要素です。これらのブランドが、auの携帯電話デザインやブランドイメージの形成に大きく貢献しました。

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