NNNあさ7時のニュース

NNNあさ7時のニュース

『NNNあさ7時のニュース』は、日本テレビが1962年10月1日から1971年12月まで放送したネットワークニュース番組です。早朝の時間帯に放送され、視聴者に重要なニュースを提供しました。この番組は強力な前身を持ち、1957年に始まった『NTVニュース』やその後の『ニュース展望』を基にしています。

番組の沿革

『NNNあさ7時のニュース』の放送のスタート以前は、NTV系列の早朝ニュースはテロップとフィルムのみで構成されており、司会者の顔出しはありませんでした。しかし、視覚的な情報が視聴者にとってより重要であることが認識され、放送スタイルは次第に進化した。1962年からの放送開始にあたっては、報道内容を深化させるために「読売新聞協力」のクレジットも取り入れられました。

放送時間

初期の放送時間は1962年10月1日から1963年3月30日までの期間、月曜日から土曜日の7:00～7:10の日程で行われていました。日曜日は8:00から『NTVニュース』が放送されました。1963年4月1日から1971年12月31日まで、番組は月曜日から日曜日の同じ時間に放送される形となります。このように、視聴者の生活リズムに合わせた早朝のニュース番組として定着していきました。

ネットワーク状況

東海地区

当初、名古屋テレビ放送では『読売新聞7時のニュース』という名称で放送されていました。しかし、読売新聞が名古屋に本格的に進出していなかったため、ニュースの配信には時間がかかりました。その後、1969年に開局した中京テレビも早朝のニュースを放送することはなく、1972年に後継番組の『NNNモーニング7』が開始されるまで、しばらくはこの状態が続きました。

山口県・福岡県

関門地域での放送は地域の特性が色濃く反映されています。番組が始まった1957年から1964年9月30日までは、福岡県ではテレビ西日本が、山口県では関門の下関テレビ放送局が放送していましたが、その後福岡県における日テレ系の局が消えたため、山口県全域で放送されるようになりました。九州地域の取材は、日本テレビが福岡に九州分室を設置して行い、地域密着型のニュース提供を強化していました。

さらに1970年3月31日から、青森放送でも単独で放送されていましたが、以降は後続のスポーツニュースと統合された形で放送されるようになりました。このように、番組は地域の要請に応じて柔軟な対応を見せていました。

まとめ

『NNNあさ7時のニュース』は、日本における早朝ニュース番組の先駆けとし、多くの視聴者に支持されてきました。その進化の過程や地域的特性を反映した放送内容は、当時のニュースメディアへの影響を与える重要な存在といえます。番組は1971年に終了しましたが、その後のニュース番組に多大な影響を及ぼし続けています。

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