NNNモーニング7

『NNNモーニング7』の概要

『NNNモーニング7』（エヌエヌエヌ モーニングセブン）は、1972年1月1日から1974年3月31日までの間、日本テレビ系列で放送されていたニュース番組です。この番組は、特に早朝の時間帯に焦点を当てており、視聴者に向けて最新のニュースを届けることが目的とされていました。出発点は、これまで放送されていた『NNNあさ7時のニュース』を踏襲しての制作でした。

放送時間と視聴体制

『NNNモーニング7』は、平日は月曜日から土曜日までの7:00から7:20まで、日曜日は7:00から7:10までの短い時間帯に放送されていました。このように、各日ともに朝の時間帯に合わせたスケジュールが組まれており、労働者や学生が朝の支度をしながら最新情報を得ることができるようになっていました。短時間で重要な情報を伝える形式は、急激に変わるニュースに迅速に対応するためのものであり、多忙な視聴者層に対応したものでした。

放送エリア

この番組は、日本テレビがキー局として機能し、全国のNNN加盟局を通じて放送されました。具体的には、札幌テレビ、青森放送、秋田放送、テレビ岩手、山形放送、福島中央テレビなどの地域局があり、各地方で地域に密着したニュースも取り扱いました。

特に青森放送に関しては、1973年9月末まで『RABニュースレーダー』という番組内で内包されて放送されていました。また、名古屋テレビは1973年3月まで放送し、その後は中京テレビに変更されましたが、これもNNN加盟局の変更によるものです。

さらに、福岡放送、鹿児島テレビなどの南部地方もこのネットワークに含まれ、広範囲で放送されていました。特に日本海テレビは、1972年9月からは島根県を対象に取材を開始しました。

番組の特徴

『NNNモーニング7』の特徴は、短い放送時間の中でスピーディーに最新ニュースを提供することです。キャスターに関する情報はあまりわかっていませんが、通常のニュース番組と同様に、ニュースの報道や解説が行われていたことが予想されます。また地域に密着したニュースの提供もあり、視聴者が自分の住む地域の情報を即座に得られる点が強みでした。

放送の終焉

1974年3月31日をもって番組は終了しましたが、その後も類似のニュース番組が続々と誕生し、また日本テレビ系列全体で朝のニュース番組の形式も変化していきました。『NNNモーニング7』は、朝のニュース番組の先駆けとして、幅広い視聴者に愛されたのではないかと考えられます。それは、テレビ放送の黎明期における一つの重要なステップであったとも言えるでしょう。

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