NTT東日本伊豆病院

概要

NTT東日本伊豆病院は、静岡県田方郡函南町に位置する、東日本電信電話株式会社（NTT東日本）が運営する病院です。企業立[[病院]]でありながら、一般の患者も利用できる地域に開かれた病院として機能しています。

広大な敷地内には、本棟のほか、複数の病棟、ヘルスケア棟（人間ドック、健康診断、宿泊施設）、リハビリ棟、福祉施設（白寿園）などが点在しており、緑豊かな環境が特徴です。敷地内には遊歩道も整備されており、患者や地域住民の憩いの場となっています。また、売店としてヤマザキデイリーストアが入店しており、入院施設や宿泊施設ではインターネット用のLANが利用可能です。

特にリハビリテーションに力を入れており、身障者やリハビリ入院患者を対象とした夏祭り、秋祭り（文化祭）が、函南町の地域住民有志やNTTグループのボランティア団体によって開催され、地域交流も活発に行われています。

NTT東日本が運営する病院ですが、設置場所である函南町は西日本電信電話（NTT西日本）のエリアに属しているため、NTT東日本の電話回線は使用されていません。

診療科

以前は小児リハビリテーション科も存在していましたが、現在は他の診療科に集約されています。

歴史

NTT東日本伊豆病院は、その歴史の中で幾度かの名称変更と組織再編を経て現在に至ります。

1944年（昭和19年）3月：東京第一陸軍共済病院として創設。
1945年（昭和20年）12月：第二次世界大戦終結に伴い、財団法人共栄会函南病院と改称。
1946年（昭和21年）6月：日本医療団に移管され、日本医療団函南病院と改称。
1947年（昭和22年）
4月：施設一切が大蔵省に移管され、財団法人政府職員共済組合連合会函南病院と改称。
7月：逓信省に移管され、伊豆逓信病院と改称（東京逓信局に所属）。
1949年（昭和24年）8月：逓信省の機構改革に伴い電気通信省に移管。
1952年（昭和27年）8月：日本電信電話公社設立に伴い移管。
1969年（昭和44年）4月：組織整備により関東逓信病院（現在のNTT東日本関東[[病院]]）の分院となる。
1970年（昭和45年）12月：リハビリテーション業務を開始。これは当時としては非常に先進的な取り組みでした。
1985年（昭和60年）
3月：結核病床を廃止。
4月：日本電信電話公社の民営化に伴い、NTTの組織下に（病院の名称はそのまま）。
11月：関東逓信病院から独立。
1999年（平成11年）
6月：中央手術室の閉鎖及び外科系診療科の廃止。
7月：NTT再編に伴い、NTT東日本伊豆病院に改称。

各種機関指定

学会等研修施設としての指定も受けています。

交通アクセス

公共交通機関や車でのアクセスが可能です。

JR東海道本線 函南駅・伊豆箱根鉄道駿豆線 大場駅より無料送迎バスが運行。
函南駅からは伊豆箱根バス：畑毛・奈古谷温泉行「NTT伊豆病院前」停留所下車。
大場駅からは伊豆箱根バス：畑毛・奈古谷温泉行または函南行で「岐れ道」停留所または「NTT伊豆病院前」停留所下車。
沼津ICより国道136号・熱函道路経由で約30分。

関連項目

東日本電信電話
NTT東日本関東[[病院]]
NTT東日本札幌病院
NTT西日本大阪病院
NTT西日本金沢病院
NTT西日本東海病院
NTT西日本松山病院

外部リンク

* NTT東日本伊豆病院

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