Note (企業)

note株式会社

note株式会社（英: note inc.）は、デジタルコンテンツの企画・制作・配信を手がける日本の企業です。主力サービスであるメディアプラットフォーム「note」は、多様なクリエイターがコンテンツを発信し、ユーザーがそれを楽しむことができる場を提供しています。

概要

2011年に加藤貞顕によって株式会社ピースオブケイクとして設立され、2020年にnote株式会社へ社名変更しました。2012年にコンテンツ配信サイト「cakes」を開始し、2014年には「note」の提供を開始。「note」は、2020年5月時点で約870万件の作品が生まれ、月間アクティブユーザー数は6,300万、1日の平均投稿数は2.6万件に達するなど、大きな成長を遂げています。

沿革

株式会社ピースオブケイク時代
2011年12月8日：株式会社ピースオブケイク創業
2012年9月11日：コンテンツ配信サイト「cakes」を開始
2014年4月7日：メディアプラットフォーム「note」を開始
2016年12月：電通デジタルファンド向け第三者割当増資の実施
2017年10月：深津貴之がCXOに就任
2017年12月：「スマート新書レーベル」を開始
2018年4月：noteクリエイター支援プログラムを開始
2019年3月：「note pro」提供開始
2019年11月：「note」のドメイン名をnote.muからnote.comに変更
2020年2月5日：クリエイター向け機能「サークル」を発表
note株式会社時代
2020年4月6日：note株式会社に社名変更
2022年12月21日：東京証券取引所グロース市場へ株式を上場。ロゴデザインをリニューアル

主な資本提携先

note株式会社は、以下の企業と資本提携を行っています。

電通デジタル・ホールディングス
TBSイノベーション・パートナーズ
株式会社イード
日本経済新聞社
UUUM株式会社
テレビ東京コミュニケーションズ
文藝春秋
Google

事件・不祥事

note株式会社は、過去にいくつかの事件や不祥事を経験しています。

2020年8月：IPアドレス流出

noteアカウント保持者のIPアドレスが記事詳細ページのソースコードから確認可能な状態となり、アクセス遮断と修正対応が行われました。
2020年10月・2021年4月：cakes記事での炎上

写真家の幡野広志の人生相談記事において、DV被害者への不適切な回答や14歳の少女への相談に対する回答が批判を浴び、炎上。記事削除や連載打ち切りに至りました。
2020年11月：cakes記事でのホームレスに対する不適切な表現

ライターユニットの記事で、取材対象であるホームレスに対する表現が問題視され、批判を受けました。編集部の体制一新が行われ、文藝春秋との業務資本提携も発表されました。
2020年12月：cakesクリエイターコンテストでの掲載中止問題

あさのますみの受賞作であるノンフィクション記事の掲載が中止となり、編集部の対応が批判されました。その後、編集部が謝罪し、和解に至りました。
2021年7月：新型コロナ関連の誤情報拡散

新型コロナウイルス感染症に関する科学的根拠のない誤情報や陰謀論がnoteで拡散していることが指摘され、注意文の表示や検索エンジンへの表示制限が行われました。
2021年8月：ウェブアーカイブからのクロール拒否

IPアドレス流出問題発生後、ウェブアーカイブサイトからのクロールを拒否する設定が行われました。
2021年10月：高校生による高額転売記事の炎上

コミックマーケット同人誌の高額転売に関する記事が炎上し、削除されました。

関連情報

note (配信サイト))
note株式会社 - コーポレートサイト
note - サービスサイト
note株式会社 (@note_corp) - X（旧Twitter）
note株式会社 (notecorp.official) - Facebook
* note - YouTubeチャンネル

note株式会社は、メディアプラットフォームとしての成長とともに、過去の不祥事を教訓に、より健全なプラットフォーム運営を目指しています。今後の展開に注目が集まります。

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