OllehKT杯オープン選手権

OllehKT杯オープン選手権は、韓国の囲碁界において、高い賞金額を誇る棋戦として2010年に誕生しました。この大会の特徴は、プロ棋士だけでなく、アマチュア棋士にも門戸が開かれている点です。アマチュア棋士にとっては、プロへの登竜門としての役割も担っています。

大会は、韓国棋院と囲碁TVが主催し、KTが後援しています。創設当初の優勝賞金は1億ウォンでしたが、第4期からは1億2千万ウォンに増額されました。この賞金額は、韓国の囲碁棋戦の中でもトップクラスであり、参加棋士のモチベーションを高めています。

大会への出場は、まずネット上で行われるアマチュア予選から始まります。その後、プロ棋士も加わった2次予選を経て、本戦出場者が決定します。本戦はトーナメント方式で争われ、決勝は五番勝負で行われます。対局は、コミ6目半で行われ、持ち時間は各1時間、40秒の秒読み3回が適用されます。

特筆すべきは、アマチュア棋士に対するプロ資格制度です。本棋戦での成績に応じて勝ち点が与えられ、その累計が5に達するとプロ棋士になることができます。具体的には、ベスト4進出で5点、ベスト8で4点、ベスト16で3点、ベスト24で2点、ベスト48で1点の勝ち点が与えられます。この制度は、アマチュア棋士にとって、プロへの道を切り開く大きなチャンスとなっています。

過去の優勝者と決勝戦の結果は以下の通りです。

2010年：李世乭 3-1 姜東潤
2011年：李世乭 3-1 李昌鎬
2012年：李世乭 3-1 崔哲瀚
2013年：金志錫 3-0 睦鎮碩

李世乭棋士が初期の3連覇を達成しており、その強さが際立っています。

本棋戦に関する詳細は、以下の外部サイトでも確認できます。

韓国棋院「olleh배」
分享囲棋信息「OllehKT杯」
* サイバーオロ「Olleh杯」

OllehKT杯オープン選手権は、韓国囲碁界の発展に貢献し、多くの棋士に夢と希望を与える大会として、今後もその動向が注目されます。

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