P-04A

パナソニック製FOMA端末P-04A/P-05A：薄型ボディと高機能を両立したスマートシリーズ

[NTTドコモ]]の第三世代携帯電話]端末として、[[パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発したdocomo SMART seriesのP-04AとP-05Aは、洗練されたデザインと充実した機能を備えた機種として知られています。P-04Aは、約320万画素の顔認識対応カメラを搭載し、ワンセグ視聴時のフレームレートを30fpsに向上させる「モバイルWスピード」にも対応するなど、高い機能性を誇ります。また、GSMローミングにも対応しているため、海外でも利用可能です。数字が浮き彫りになった「レリーフキー」を採用するなど、使いやすさにも配慮されています。一方、P-05Aはカメラ非搭載モデルですが、その分コストを抑え、ソリッドブラック一色のシンプルなデザインが特徴です。カメラがない分、その跡には「CAMERALESS」のプレートが取り付けられています。カメラ起動キーはボイスレコーダー起動キーとして再利用されていますが、それ以外の機能はP-04Aとほぼ同様です。

両機種共通の特長

両機種とも、P706iμの後継機種として、スマートシリーズに属する薄型端末です。P705iμ、P706iμと同様の薄型ボディを継承しつつ、機能面での進化が図られています。下り最大7.2MbpsのFOMAハイスピードに対応しており、高速データ通信を快適に楽しめます。さらに、iコンシェルにも対応しており、便利な情報サービスが利用可能です。SoftBank向けの832P、842Pと兄弟機種であるため、仕様が類似している点も見られます。

プリインストールiアプリ

両機種には、様々なiアプリがプリインストールされています。主なアプリとしては、ケータイTOOL、ズーキーパーDX、Gガイド番組表リモコン、iD設定アプリ、DCMXクレジットアプリ、楽オク出品アプリ、地図アプリ、iアプリバンキング、モバイルGoogleマップ、マクドナルドのアプリ、モバイルSuica登録用iアプリ、iアバターメーカー、FOMA通信環境確認アプリなどが挙げられます。これらのアプリにより、ユーザーは多様な機能をすぐに利用できます。

ワンセグ機能

ワンセグ放送の受信に対応しており、移動中でもテレビ番組を視聴できます。EPG(電子番組表)による番組予約録画機能や、字幕放送にも対応しています。

発売時期とソフトウェア更新

P-04Aは2009年2月10日、P-05Aは2009年2月27日に発売されました。発売後、いくつかのソフトウェア更新が行われ、メール表示の不具合やiモーション再生に関する問題、海外での圏外表示問題などが修正されています。また、2011年にはフォントサイズ変更と絵文字の色指定に関する不具合の修正も行われています。ステンレス製外装パネルの塗膜剥がれ問題も報告されており、特に初期ロットで多く発生したようです。

関連機種

P-04A/P-05Aの後継機種としてP-09Aが、先代機種としてP706iμが存在します。また、SoftBank向けの832Pは兄弟機種として、コンセプトや機能が類似しています。

まとめ

P-04AとP-05Aは、薄型ボディと充実した機能を両立させた、バランスの良い機種でした。カメラの有無という違いはありますが、基本的な機能は共通しており、ユーザーのニーズに合わせた選択が可能でした。発売から年月が経過していますが、当時の携帯電話技術の高さを示す貴重な機種と言えるでしょう。

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