FOMA P705iμとPROSOLID μについて
FOMA
[P705i]]μは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された
NTTドコモの第三世代
携帯電話][[端末です。本機は、その薄さが際立つ折りたたみモデルで、当時の最先端技術を搭載していました。また、カメラを省いたビジネス向けのPROSOLID μも同時に展開されました。
概要
P705iμは、前モデルの
P704iμをさらに薄型化したモデルで、厚さは9.8mmと、当時の3G折りたたみ
端末としては世界最薄レベルでした。この薄型化に加え、
おサイフケータイや
FOMAハイスピードといった便利な機能も搭載され、メインディスプレイも3.0
インチに大型化しました。また、
ワンプッシュオープンボタンが新たに採用され、使いやすさも向上しています。
カメラ機能としては、約200万画素のCMOSメインカメラを搭載。一方で、サブカメラは非搭載であるため、ビデオ通話時に自分の顔を相手に送ることはできませんでした。
外部メモリは、microSD(2GBまで)およびmicroSDHC(4GBまで)に対応しており、多くのデータを保存することが可能です。
PROSOLID μ
PROSOLID μは、
P705iμをベースにカメラ機能を省いたモデルで、ビジネス用途を意識した設計となっています。外観は
P705iμとほぼ同じですが、カメラ起動キーがボイスレコーダー起動キーに置き換えられています。また、個人でも購入可能で、ビジネスシーンだけでなく、幅広いユーザーに利用されました。
テレビ電話は可能で、自身の映像は代替画像で表示されます。P851i同様、ビジネス向けでありながら、基本的な通話機能は維持されていました。
オーディオ機能
P705iμとPROSOLID μは、
SD-Audio (
AAC/
AAC+SBR)やFeelTalkに対応しており、音楽再生機能が充実しています。また、Pのμシリーズとして初めて、
着うたフル / うたホーダイ / WMAにも対応しました。
P905iシリーズと同じ高音質技術(リ・マスター)も搭載され、高品質な音楽再生が可能でした。ただし、イヤホン端子は平型ジャックではなく、充電/通信端子に接続するイヤホン変換アダプタ(同梱)を使用する必要がありました。
その他の機能
フルブラウザに対応しており、PC動画の再生(WMV)も可能でした。また、インターフェイスデザインはTGB design.との
コラボレーションにより、洗練されたデザインとなっています。
プリインストールiアプリ
様々なアプリがプリインストールされており、購入後すぐに利用できました。
七田式!記憶耳アプリ
旺文社漢検アプリ for P
もじリスヘキサ
カウントダウントレイン-P
地図アプリ
楽オク出品アプリ2
iアプリバンキング
FOMA通信環境確認アプリ
Gガイド番組表リモコン
iD設定アプリ
「DCMX」クレジットアプリ
歴史
発表と発売
2007年11月1日に、P705iμを含む複数のドコモ端末の開発が発表されました。P705iμは、2008年2月16日に発売開始。PROSOLID μは、2008年3月14日に発売されました。
不具合と修正
発売後、いくつかの不具合が確認されましたが、ソフトウェア更新によって修正されました。
2008年4月15日: メール本文入力画面でのフリーズ、メール作成画面のエラー、一部USBハンズフリー機器との接続不良を修正。
2008年5月27日: メール自動受信不可、時計表示のずれによる履歴不具合を修正。
2008年9月18日: メール一覧表示時の再起動を修正。
2009年1月8日: イヤホンマイク使用時のエコー、メール宛先一覧画面の再起動、OFFICEED設定の不具合を修正。
2011年
6月20日: フォントサイズ変更時の絵文字色指定不具合を修正。
関連情報
関連項目:
P704iμ
P905i
P905iTV
P705i
prosolid
P706iμ
P-04A
P-05A
外部リンク:
FOMA P705iμ サポート情報 | NTTドコモ
PROSOLID μ サポート情報 | NTTドコモ