P706iμ

FOMA P706iμは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発されたNTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末です。

概要

P706iμは、P705iμの後継モデルとして登場しました。本体の幅、長さ、厚さはP705iμと共通ですが、大きな変更点としてワンセグ機能が搭載されました。また、外観デザインも変更されています。機種名に「μ」が付く端末としては、同時に発表されたN906iμと共に初めてワンセグが搭載されました。

P706iμには、P903iTVで採用されたモバイルPEAKSプロセッサーが搭載されており、ワンセグ映像をより鮮明で滑らかな映像で楽しむことができます。これにより、高画質なワンセグ視聴が可能となりました。

デザイン面では、P705iμに引き続き、TGB design.とのコラボレーションが行われています。従来のP7xxiμ端末はデザインが共通していましたが、この機種では大きな変更が加えられました。特に、サブディスプレイが廃止された点が目立ちます。これは、ワンセグ機能搭載に伴うコスト削減が理由と考えられます。

ワンセグ映像のmicroSD2GBへの録画時間は約740分と、FOMAのワンセグ搭載端末の中では最長クラスを誇ります。これにより、長時間の番組録画が可能となり、ユーザーはより多くのコンテンツを楽しむことができます。

プリインストールiアプリ

P706iμには、以下のiアプリがプリインストールされています。

iアプリバンキング
FOMA通信環境確認アプリ
Gガイド番組表リモコン
iD設定アプリ
「DCMX」クレジットアプリ

これらのアプリは、日常の様々なシーンで役立ち、P706iμの利便性を高めています。

不具合

発売後、P706iμでは以下の不具合が確認され、ソフトウェア更新により修正されています。

2009年1月27日のソフトウェア更新
イヤフォンマイクで通話すると、相手側に相手の声がエコーして聞こえる不具合
メール宛先一覧画面で特定の操作を行うと、再起動する不具合
OFFICEEDエリア表示設定を「ON」にしていても「OFF」に戻ってしまう不具合
2011年6月20日のソフトウェア更新
フォントサイズを変更すると、絵文字の色指定が有効にならない不具合

これらのソフトウェア更新により、端末の安定性と利便性が向上しました。

歴史

2008年5月20日 - 電気通信端末機器審査協会 (JATE) 通過
2008年5月27日: F906i・F706i・N906i・N906iμ・N906iL・N706i・N706ie・P906i・P706ie・P706iμ・SH906i・SH906iTV・SH706i・SH706ie・SH706iw・SO906i・SO706i・L706ie・NM706iの開発が発表
2008年7月25日 - 発売

P706iμは、2008年夏モデルとして登場し、ワンセグ機能やデザイン変更が評価されました。

関連項目

P-04A
P-05A
P705iμ
P906i
P706ie

これらの機種は、P706iμと同様にパナソニック製の携帯電話で、関連性の高いモデルとして挙げられます。

外部リンク

FOMA P706iμ サポート情報

公式サポートページでは、P706iμの詳細な情報や取扱説明書などを確認することができます。

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