P251iS

ムーバ P251iSは、パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話（mova）端末です。2003年1月1日に松下通信工業から社名変更したパナソニック モバイルコミュニケーションズにとって、初の携帯電話製品となりました。パナソニックは2002年夏モデルとしてiショットシリーズを投入しませんでしたが、ドコモ向けとしては初のカメラ付き携帯電話となったP504iSに続き、iアプリ非対応の本機種を発売しました。

特徴的なのは、そのデザインです。P504iSと比較すると厚みは25mmと大きく、全体的に丸みを帯びたフォルムで、2000年8月に発売されたパナソニック初の折りたたみ携帯電話P209iSを彷彿とさせます。背面には、当時としては高画質である6万5536色表示に対応した1.1インチの大型TFT液晶サブディスプレイを搭載しており、情報表示やカメラ撮影時のプレビューに活用できました。カメラ機能も強化されており、251iシリーズとしては高画素となる約31万画素のCCDカメラを搭載、フォトライトも装備しており、暗い場所でも写真撮影が可能でした。

歴史を振り返ると、2003年1月22日にドコモからD251iSと共に発表され、2日後の1月24日に発売されました。しかし、movaサービスが2012年3月31日に終了したことに伴い、この日をもってムーバ P251iSは利用できなくなりました。

関連機種としては、P211i、P252i、そしてP504iSが挙げられます。これらの機種もパナソニックが手掛けた携帯電話であり、P251iSと共に当時の携帯電話市場を彩りました。

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