P211i

mova P211i / P211iS について

mova P211i (ムーバ・ピー にいいち アイ) は、松下通信工業 (現パナソニック モバイルコミュニケーションズ) が製造し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話 (mova) 端末です。この端末は、前モデルであるP210iからデザインが大きく変更され、より角張った折りたたみ型となりました。

本記事では、一部改良が施された機種である mova P211iS (ムーバ・ピー にいいち アイ エス) についても併せて解説します。

概要

P211iは、外観デザインがP210iから一新され、角ばった形状の折りたたみ式となりました。プライベート液晶には、マナーモードなどの状態を示すアイコンが表示されるようになり、利便性が向上しています。また、ヒンジ部分には屈伸式のアンテナが採用され、携帯時のコンパクトさと通話時のアンテナ性能を両立しています。

液晶画面は、従来の256色表示から65536色表示へと大幅に進化し、より鮮やかな画像表示が可能となりました。着信メロディは、Pシリーズ端末として初めて32和音に対応し、端末内側にスピーカーを搭載することで、端末を開いた状態でもクリアな音質で着信音を楽しめるように設計されています。

さらに、P211i以降のPDC端末では、日本語入力システムとしてモバイルWnnが採用されるようになりました。これにより、よりスムーズな文字入力が可能となっています。

P211iSは、P211iをベースに改良を加えたモデルで、N211iSと同様に、迷惑なワン切り電話への対策機能が追加されました。不在着信の秒数が表示されるようになり、着信があったかどうかだけでなく、その長さも確認できるようになりました。また、P211iSでは、質量が1g増加し、新色が追加されています。

歴史

P211i
2001年6月28日: [テレコムエンジニアリングセンター]による技術基準適合証明を取得 (技術基準適合証明番号 WZA0068824~0068923, XAA0142157~0142256)
2001年7月31日: 電気通信端末機器審査協会(JATE)による技術基準適合認定の設計認証を取得 (設計認証番号 A01-0644JP, J01-0205)
2001年8月16日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得 (工事設計認証番号 WZA0040, XAA0060)
2001年9月4日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得 (工事設計認証番号 WZA0042)
2001年12月27日: P211iを発表
2002年1月7日: P211iを発売開始
2003年1月6日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得 (工事設計認証番号 01WZA1010)

P211iS
2003年2月5日: JATEによる技術基準適合認定の設計認証を取得 (設計認証番号 A03-0047JP, J03-0005)
2003年2月6日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得 (工事設計認証番号 01WZA1015)
2003年3月31日: P211iSをN211iSとともに発表
2003年4月4日: P211iSをN211iSとともに発売開始

その他
2012年3月31日: movaサービスの終了に伴い、本機種を含むmova端末の使用はこの日限りとなる

関連項目

P251iS

外部リンク

ドコモ、32和音着メロ対応折りたたみ型iモード端末「P211i」 - ケータイWatch 2001年12月27日
モバイルCatchUp - ケータイWatch 2002年1月25日
ドコモ、ワン切り対策機能が搭載された「N211iS」「P211iS」 - ケータイWatch 2003年3月31日

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