D251i

mova D251i：カメラ付き携帯の先駆け

mova D251iは、2002年にNTTドコモから発売された三菱電機製の第二世代携帯電話（mova）端末です。同時期に発売されたF251iと共に、ドコモの「iショット」サービスに対応した機種として登場しました。

特徴

最大の特長は、movaのDシリーズとしては初となるカメラ搭載です。さらに、世界初のスーパーCCDハニカムカメラを搭載した携帯電話としても注目を集めました。記録メディアにはメモリースティックDuoを採用し、当時の携帯電話としては高画質な撮影が可能でした。

カメラには大光量ライトが搭載されており、暗い場所での撮影もサポート。背面には256色表示のカラー液晶が搭載され、自分撮りも楽しむことができました。撮影した画像は1画面に12枚のサムネイル表示が可能で、本体には最大970枚保存することができました。

また、251iシリーズの中では唯一、撮影した画像のサイズ変更やトリミングといった編集機能が利用できました。内蔵絵文字も大幅に増え、コミュニケーションの幅が広がりました。着信メロディは32和音に対応し、高音質なサウンドを楽しむことができました。

デザインは、アンテナを内蔵したものの、全体的に分厚く大きなものでした。しかし、その機能の高さから、多くのユーザーに支持されました。

歴史

2002年5月13日: 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A02-0389JP、J00-0062）。
2002年5月13日: テレコムエンジニアリングセンターによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号01WAB1024）。
2002年7月12日: ドコモからF251iと同時に発表。
2002年7月15日: 発売。
2003年7月1日: D211i、D251i、D251iS、D504iに付属していたACアダプタの一部に、発熱してケースが変形する恐れがあるとドコモが発表。
2012年3月31日: movaサービス終了に伴い、使用はこの日限りとなる。

関連機種

SH251i
F251i
N251i
D211i
D251iS

外部リンク

ドコモ、カメラ内蔵iモード「F251i」「D251i」発表 - ITmedia +D Mobile
ケータイ新製品 SHOW CASE NTTドコモ D251i - ケータイWatch
写真で見る、「D251i」＆「F251i」 - ITmedia +D Mobile
iショット3機種のカメラ機能を比較する - ITmedia +D Mobile
ドコモ、ムーバDシリーズのACアダプタに発熱の不具合 - ITmedia +D Mobile

mova D251iは、当時の携帯電話のカメラ機能の進化を象徴する一台であり、その後の携帯電話の多機能化の流れを決定づけたと言えるでしょう。

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