P505iS

mova P505iSは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発され、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話（mova）端末です。前モデルのP505iから大幅なモデルチェンジが施され、コンパクトな折りたたみ型から、カメラ機能を重視した「Flexスタイル」と呼ばれる回転2軸型の折りたたみ端末へと進化しました。

デザインと機能

デザイン面での最大の特徴は、その回転機構です。メインディスプレイを裏返すことで、2.4インチの大画面液晶をファインダーとして使用し、メインカメラで自分撮りが可能になりました。これにより、インカメラは廃止されましたが、より高画質な写真撮影が可能になりました。カメラ機能においては、携帯電話としては初となるオートフォーカス機能が搭載され、より鮮明な写真撮影が実現しました。また、QRコードリーダーも搭載され、バーコード情報を読み取ることができました。

カメラの画素数もP505iから大幅に向上し、より高精細な写真が撮影できるようになりました。しかし、その一方で、P504iから搭載されていたワンプッシュオープンボタンは廃止され、デザインの変更に伴い、アンテナも内蔵式へと変更されました。操作性においては、十字キー部分に「ロールナビボタン」が搭載され、画面スクロール操作が快適に行えるようになりました。

歴史

2003年7月22日に技術基準適合証明（TELEC）を通過し、同年11月12日にP505iSが発売されました。このモデルは、カメラ機能の進化とデザインの刷新により、当時のユーザーから大きな注目を集めました。

関連製品

P505i：前モデル。コンパクトな折りたたみ型。
P506iC：後継モデル。

外部リンク

* ケータイWatch ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ P505iS

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