PLAY THE GAME

PLAY THE GAME - ロードオブメジャー

概要

2007年2月7日にリリースされた「PLAY THE GAME」は、ロックバンド、ロードオブメジャーのメジャー7枚目、通算10枚目にあたるシングル作品です。前作から約8ヶ月のインターバルを経て発表された本作は、結果として彼らにとって事実上最後のシングルとなりました。オリコンシングルチャートでは、「親愛なるあなたへ...」以来となるトップ10入りを記録しています。

制作

本作の制作には、前作に続きギタリストの山本恭司（BOWWOW）が参加しており、ロードオブメジャーと共に表題曲「PLAY THE GAME」の作曲・編曲を手掛けました。マスタリングは、Sum 41、リンキン・パーク、エミネムなど海外の著名アーティストの作品を手掛けたブライアン・ガードナーが担当しています。サウンド面では、通常のエレクトリックギター、ドラム、ベースに加え、アコースティックギターやキーボードも使用され、より豊かな音作りがされています。

販売形態

このシングルは、ロードオブメジャーにとって初の複数形態でのリリースとなりました。CDのみの通常盤に加え、ミュージックビデオを収録したDVDが付属する初回限定盤が用意されました。また、通常盤の初回プレス分には、タイアップ先アニメ『MAJOR』のステッカーが特典として封入されています。

タイアップ

表題曲「PLAY THE GAME」は、NHK教育テレビで放送されたアニメ『MAJOR』の第3シリーズオープニング主題歌に起用されました。ロードオブメジャーが同アニメシリーズの主題歌を担当するのは、「心絵」「さらば碧き面影」から3シーズン連続となります。楽曲タイトルの「PLAY THE GAME」には、単なる「試合」という意味だけでなく、「正々堂々」といったニュアンスも含まれているとされます。

プロモーションビデオ (PV)

「PLAY THE GAME」のプロモーションビデオは、メンバーが前面に出演しないという特徴を持ちます。メンバーの姿は楽器演奏中の手元などが映るのみで、様々なスポーツに励むエキストラがメインで登場します。楽曲のテーマやアニメの内容を反映した演出と言えます。PVのクライマックスには、当時プロ野球選手だった三浦大輔氏が出演しました。このPVは福和敏氏が監督を務めました。

音楽配信とライブ演奏

本作収録曲は、主要な音楽配信サイトMoraにて、通常音源に加え、「ギター＆ボーカルVer.」「リズム＆ボーカルVer.」「キーボード＆ボーカルVer.」といった、特定の楽器をフィーチャーした別バージョンも配信されていました。

しかし、本作リリース後、ロードオブメジャーは一度もライブを行うことなく活動を終えたため、このシングルに収録された全3曲がライブで演奏される機会は一度もありませんでした。

収録曲

本作CDには以下の4トラックが収録されています。初回限定盤のDVDには表題曲のミュージックビデオが収録されています。

DISC 1（CD）

1. PLAY THE GAME
作詞：ロードオブメジャー
作曲・編曲：ロードオブメジャー、山本恭司
NHK教育アニメ『MAJOR〜3rd season〜』オープニング主題歌
2. ある春の隣で
作詞・作曲：北川賢一
編曲：ロードオブメジャー
3. 視界良好
作詞・作曲：北川賢一
編曲：ロードオブメジャー
4. PLAY THE GAME（instrumental）
作曲・編曲：ロードオブメジャー、山本恭司

DISC 2（DVD） - 初回限定盤

1. PLAY THE GAME（Video Clip）
* 監督：福和敏

「PLAY THE GAME」は、ロードオブメジャーの最終章を飾るシングルとして、外部クリエイターとの連携や新しい販売戦略など、彼らの意欲的な姿勢を示す作品となりました。アニメ『MAJOR』との継続的なタイアップや、リリース後にライブ演奏されなかったという背景も、このシングルを特徴づける要素と言えます。

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