Ppi

ppi（pixels per inch）は、ディスプレイやビットマップ[[画像]]における解像度を示す単位であり、画素密度（pixel density）とも呼ばれます。これは、画像を構成するピクセルの密度を表し、一般的には1インチあたりのピクセル数で示されます。ppiは、画像の精細さや鮮明さを測る上で重要な指標となります。

解像度とppi

解像度とは、画像を表示する際の格子の細かさのことであり、ppiはこの解像度を具体的に数値化したものです。一般的に、ppiの値が高いほど、画像はより細かく、高精細に表示されます。

他の単位との違い

ppiと混同されやすい単位として、lpi（lines per inch）やdpi（dots per inch）があります。lpiはスクリーン線数を表す単位であり、dpiはドット密度を表す単位です。これらの単位は、いずれも1インチあたりの数を表すという点で共通していますが、表す量が異なるため、単純な換算はできません。

特に、dpiは印刷分野でよく使用され、1つのピクセルを複数のドットで表現するため、dpiの値はppiの値よりも大きくなることが一般的です。例えば、印刷では1つのピクセルを16個のドットで表現することがあります。一方、ディスプレイでは、ピクセルとドットが1対1に対応することが多いため、ppiとdpiが同じ値として扱われることがあります。

モニタPPIの計算

モニタのppiは、以下の計算式で求めることができます。ピクセルが正方形の場合、解像度は以下の数式で求められます。


√（縦ピクセル数^2 + 横ピクセル数^2）÷ 画面サイズ（インチ）


例えば、縦1920ピクセル、横1080ピクセルのディスプレイで、画面サイズが24インチの場合、ppiは以下のようになります。


√（1920^2 + 1080^2）÷ 24 ≒ 91.7


この場合、ppiは約91.7となります。

ppiの重要性

ppiは、ディスプレイや画像を見る際の画質に大きく影響します。ppiが高いほど、より細かい部分まで鮮明に表示され、滑らかな表現が可能になります。スマートフォンのディスプレイなど、高精細な表示が求められる場面では、ppiの値が特に重要となります。

関連用語

dpi (dots per inch): 印刷におけるドット密度を表す単位。
lpi (lines per inch): スクリーン線数を表す単位。
解像度: 画像の精細さを示す指標。ppiはこの解像度を具体的に数値化したもの。
ディスプレイ解像度: ディスプレイのピクセル数を示す指標。
分解能: 画像をどれだけ細かく表現できるかの能力。
ピクセル: 画像を構成する最小単位。
* ドット: 印刷における色の点の最小単位。

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